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関西都市部在住の私からしますと、龍神村というだけでもう山奥を想像するのですがそこからさらに奥に入り込んだところにあります。私もバイクでお世話になっています高野龍神スカイラインの延長から道が分かれるのですが、20分は走りますね。最初はそれなりに広いのですが、途中からは森の中で日差しは来ませんし、車線1つ分しかありませんし、石はごろごろ落ちていますし、アクセス面では秘湯です。
廃校になった学校跡を利用していまして、村おこし的な役割もあるのでしょう。期待していた食事どころは、担当のお婆さんの体調がすぐれないとかで、いまも長期休業中になっています。このあたりが限界集落の大変なところですね。
入浴料金700円を支払い脱衣所に。林業の村だけあって木の雰囲気をうまく出した温かみのある脱衣所です。これは浴室もそうでして、一定の雰囲気を醸し出しています。浴室は内風呂1つと露天1つですが、平日は露天は休業中とのこと。泉質はアルカリ性単純泉で、加温と循環がなされています。消毒は塩素と銀イオン併用とのことです。pH大きくてアルカリ性が強いはずですが、浴感に個性がなく、ちょっと塩素が鼻につくのが残念です。厳しいほどの消毒レベルではないと思いますが、さすがにここまで来て普通のスーパー銭湯級の湯では悲しくなってしまいますよね。過去に一度源泉井戸が枯れてしまい、調製したことがあるそうですが、それを境につるつる度が減ってきたとは地元の人のお言葉です。
温泉としてのバリューは今一歩というのが正直な感想ですが、果無山脈のトレッキングのペースにもなっていますので、そのついでとか、キャンプ利用のついでに入るにはいいのではと思います。あとは早くお婆さんの体調がよくなって、うまいと評判の茶粥を食べてみたいなぁというところです。0人が参考にしています