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(つづき)
この日入った方の内風呂はサウナ・水風呂のほか、御影石風呂、電気風呂、ジャグジー、座湯という構成。(反対側の女風呂はひのき風呂、座湯、ジャグジー、寝湯)。
全体的にはやはりご年配の方が多いですが、でも若い方、中高年の方も増えているように感じました。
こういう施設になると今まで居た傍若無人の愛らしきご老人たちは確実に減っていくでしょうね。(とはいえ、今日洗い場にある小さなゴミ入れの中にはみかんの皮が捨てられていましたが)
常連さん曰く今まで来ていた人が余り来ていないとのこと。たぶん羽島など値段の安いところに流れているんじゃないかと。
ただし、海津温泉の現在工事中の所に「長寿の湯」というお風呂が7月頃出来るそうです(そちらは今回の「癒しの湯」のようないろいろな入浴設備は無く、お風呂があるだけで値段もまだ分からないが関係者曰く200円前後になるのではないかとのこと。一般もOKらしい。)
今後その「長寿の湯」と「癒しの湯」の方ですみ分けみたいなものが出来てくるのかもしれませんね。
(そのほか宿泊・宴会の施設が、来年8月頃にオープン。現在の癒しの湯には食事を取るところはありませんが、新しい方には食事を取るところ出来るようです。)
露天は岩風呂、歩行湯、うたせ湯があり。岩風呂の湯が流れ出てくるところはすでに茶色にはっきり変色しています。まだオープンしてそんなに経っていないのに。成分の濃さを感じます。
打たせ湯は白湯。ずっと出ているわけではなくボタンを押すと出るタイプ。しかも超短い。腕時計で測ったらワンプッシュで24秒しかでません。そのため余り人気が無いみたい。
あと、クールダウン用に長椅子が2つあり。
さてお湯の方ですが、濁り度ややあり。灰緑色に少し茶を混ぜたような色合い。以前はもう少し茶色が濃かったような。なめてみるとしょっぱさがまず来て、そして金属味。匂いは強い鉄サビ臭。塩素が入ってもこれでは分からないでしょうね。浸かっていると肌の表面が酸化していくような、すべりが徐々に無くなっていくような感じで。いや~、温泉の実力ははっきり感じますね。
自分は旧の海津温泉は数回ほど来ただけですので、ここは常連さんと思われる人に感想を聞かねばと思い、聞いてみるとやはり色は変わっているらしい。その方曰く、薄くなったと。ただ、しょっぱさは以前に比べて強くなったかもしれないとお聞きしました。
それでフロントで詳しく温泉の状況をお聞きしました。
お忙しい中、嫌な顔をせず細かな説明をしていただき、とてもその誠意溢れる対応に感激いたしました。まるでこの前行ったどこぞの温泉とはまるで違う。
源泉については今までどおりだということ。
ただ、やはり色落ちはあるようで。現在、供給する過程で色が薄くなってきてしまっていることは確かなようです。
あと分析表は加水ありとなっていますが、前回源泉を計ったときは44℃ありその状態なら加水はしない、ただ湯温が低下したり気温の影響を受けたりしたときに熱せられた白湯を加えることもあるという意味で、加水ありにしているそうで。
あとこのような施設になったので自分は当然循環ろ過であろうと思っていたのですが、一部循環ろ過で、今日の男湯でいうと御影石風呂、女風呂のひのき風呂は再使用無しの源泉掛け流しで、消毒剤も添加されていないようです。たしか旧施設では掛け流しではあるがたしか塩素は投入されていたはず。この話を聞いて嬉しくなってしまいました。今回一部の浴槽ですが、なんと加水なし(場合によってですが)、加温なし、循環なし、消毒剤添加無しの本物の温泉になってこの「海津温泉」が帰ってきてくれたことです。これはすごいことだと思いませんか?
(「長寿も掛け流しになるとのこと)。
(つづく)7人が参考にしています