口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2018年5月8日)
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福島県柳津町の西山温泉に佇む、明治9年(1876年)に開業した温泉旅館。昔から痰切りの名湯と呼ばれ、喘息に効果があるのだとか。また、浴室内に温泉神社が祀られた、全国的にも珍しい湯処として、温泉ファンに知られた宿でもあります。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料400円は、玄関で女将さんに渡します。そこから左へ廊下を進み、木造の長い急な階段を下りて、老沢川畔に建つ湯屋へ。こちらは混浴なのですが、棚だけの脱衣場には仕切りも無く男女一緒なので、女性にはハードル高めです。ドライヤーもありません。浴室に入ると、カランや蛇口が付いた洗い場は無く、浴槽の湯をすくって使います。隅に、石鹸とシャンプーはありました。
温泉神社の前に、2人サイズのコンクリート造り内湯が3つ並んでいて、無色透明の含硫黄ーナトリウム・塩化物泉[硫化水素型](源泉名: 新老沢温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温は79.8℃あり、左奥から壁伝いに溝を流れてくるので、普通は距離の短い奥の浴槽が一番熱いはず。ところがこの日は、小さな黒い湯の花が沢山舞う、真ん中の浴槽が一番熱くて43℃位。次に、大きな茶色い湯の花が舞う、奥の浴槽が40℃位。そして、白い糸屑状の湯の花が舞う、手前の浴槽が38℃位でした。浴槽へ向かう溝には、湯量を調整する石がそれぞれ置かれているので、先客の調整次第で湯温も変わるのでしょう。PH6.6ながら、肌がツルツルする浴感です。湯口の湯を口に含むと、ほんのり硫黄臭がして少ししょっぱい。先客のライダーさん達と丁度入れ替わりで入れた為、温泉神社に見守られつつ貸切状態でまったりできました。
主な成分: リチウムイオン2.0mg、ナトリウムイオン1590mg、マグネシウムイオン2.4mg、カルシウムイオン55mg、アルミニウムイオン0.37mg、マンガン(II)イオン0.11mg、総鉄イオン0.20mg、塩素イオン2170mg、硫化水素イオン0.9mg、硫酸イオン297mg、炭酸水素イオン433mg、炭酸イオン0.13mg、メタケイ酸151mg、メタホウ酸122mg、メタ亜ヒ酸0.55mg、遊離二酸化炭素183mg、遊離硫化水素2.6mg、成分総計5.174g20人が参考にしています
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カーナビガうまく探し当てなくて、一苦労した。ちょうどすいたところですどうぞ。年配の女将の案内で湯殿へ。写真で見たとおり、奥には温泉神社がまつられている。
3つ並んだ湯船の一番手前に手を入れてみた。ア、チ、チ、チ…。思わず叫ぶと、先に入っていたご老体が、「真ん中の湯ぶねが何とか入れる温度ですよ」--と。
だが、それでも熱い。ちりちりと体を刺す感じがした。じっと我慢の子で入ると何とか入っておられた。浴感はしゃっきり。多くの人が訪れる訳が分かった気がした。9人が参考にしています
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柳津温泉内田屋で外来入浴を断られ、ここでも連続して断られた。 せいざん荘の受付の人に湯めぐり道中でも連続して断られたと不満をぶつけたら、一番ひどいところに行ってしまいましたねと言われた。
11人が参考にしています
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今回ようやく念願の老沢温泉に入湯することができた。湯場は階段を下りた川沿いにあり、源泉はその対岸にある。お社を目の前に湯舟に入るのもなかなか得難い体験だ。お湯は、自噴、掛け流し、硫黄臭、湯の花満開と至れり尽くせりだ。一泊しプチ湯治を楽しんだ。湯治場風情の建物で、この時期はカメムシとのご対面も一興。ここ西山温泉郷には源泉の異なる8ヶ所の湯場があり、いずれのお湯も滝谷川およびその支流の谷底から自噴しているようだ。すぐ近くには地熱発電所もあり、大地の恵みに感謝の一泊だった。
8人が参考にしています
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日本三大虚空蔵尊の一つに数えられる柳津の円蔵寺から只見方面へと向い、県道32号線を山間に10キロも進むと件の西山温泉があります。山里に隠れた小さな温泉場です。土曜の午後でしたが、人通りもなく長閑の一言。
老沢温泉旅館の外観は民家風の木造。庭先には筵(むしろ)が敷かれ、一揉みされたゼンマイが干してありました。春の奥会津でよく見かける軒先の風景で何だかホッとします。玄関から内部に入ると、居間でおばちゃんが、なにやらサスペンス系ドラマを鑑賞中でした。内部は清掃が隅々まで行き届き清潔感に溢れていいます。おばちゃんに立ち寄りをお願いすると快く受けてくれ、早速浴室へ。
浴室へは長い階段を下りていきますが、壁にはカレンダーがズラズラといくつも掛けられていました。月初めは全部めくるのに一仕事でしょう。階段を降りきると脱衣所があり、その奥が浴室になっています。浴室にはコンクリ製2人サイズの湯船が3つ整然と並べられており、お約束の掛け流し。浴室の一番奥には老沢温泉神社が祭られています。本格的な神社で、浴室に神社があると言うよりも神社の中に温泉があるといってもいいくらいです。
神様の御前で生まれたままの姿になり、各浴槽をチェックするとどれも熱いです。源泉は神社側から流れ、各浴槽の引き込み口から注がれるようになっています。引き込み口には四角い石や布を丸めたお絞りが置かれ、引き込み口の塞ぎ具合によって源泉の投入量を調節する仕組み。源泉の湯道には白い溶き玉子のような湯の花が多量に付着していました。カップも置いてあったので、源泉を飲んでみると、玉子風味の薄いダシ汁といった感じ。意外と美味しいです(笑)。
3つある浴槽のうち、真ん中だけは何とか入れそうだったので、連れと二人で湯揉み開始。水で薄めることはできないので、必死に3分ほど湯揉みするとようやく入れる湯温に。それでも体感44度。柔らかい硫黄臭がする微貝汁濁りの湯で、溶き玉子状の白、灰、黒色の湯の花も浮遊。湯温の高さもあってか、キューっと体が引き締まる浴感。無駄な設備も一切ない浴室は、天井が高く開放感もあります。温泉と信仰の融合という今まで味わったことのない雰囲気の湯浴みとなりました。この日は他に湯浴み客はおらず、連れと貸しきり状態で存分に湯を堪能できましたが、脱衣所も男女共同&混浴なので、女性の入浴には勇気がいるかもしれません。
帰るときに脱衣所から階段を上りながらカレンダーの数を数えたら、20個以上もありました。そしておばちゃんは来たときと同じように居間でサスペンスドラマに興じておられ、はにかんで挨拶してくれました(笑)。6人が参考にしています
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温泉に入らせていただきました。というのも、奥に老沢神社が
あるからだ。夕刻に訪れたこともあって、周りは薄暗く怪しげ
でもあった。三つ並んだコンクリ浴槽は、奥の神社側が上流に
なっていて奥から手前にそれぞれ湯が掛け流されている。
浴槽内が暗かったため、お湯の色までわからなかったが、情報に
よると無色透明のようだ。塩っ辛く、重曹の味がした。
どの浴槽も熱かったが、なかなか汗が引かず、とてもいい経験
をさせていただいた。5人が参考にしています
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