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投稿日:2006年11月11日
長湯上流の一軒宿 (郷の湯旅館)
ごんごんさん [入浴日: 2006年11月3日 / 滞在時間: 2時間以内]
55.0点
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ラムネ温泉に入る前にどこかで洗いをすませたかったので雑誌「温泉博士」に掲載されていたこちらなら間違いないと思いチョイスしました。
建物はなんとなく手作り感が漂う豪快な感じ。車を停めるとキャラの立ったご主人が出てこられました。「どうやってうちをご存じになりました?うちのお湯はいいですよ。」お湯にはとっても思い入れがあるようで、更に期待が高まります。
この日はさとの湯が女湯。浴室に入ってびっくり。細かな砂のような析出物が床一面を覆っていてまるで砂場のよう。緑がかった茶色のお湯は51.8度の源泉の掛け流し。ラムネ温泉のような鉄臭は有りませんが、代わりに新鮮な土の香りが漂います。2つある露天風呂の内1つは空でしたが、もう一方には「ゆっくりと楽しんで貰いたいから」というご主人の気遣いからぬるめのお湯が張られていました。屋外にある分、お湯の匂いが判りづらいのが残念でしたが、綺麗な空気を胸一杯に吸いながらぬる湯をゆったり楽しむのは清々しく気持ちよかったです。
三連休の初日だというのに貸し切り状態だったので湯船のお湯を洗髪に利用しましたがこれは失敗。髪の毛がゴワゴワになってしまいました(次の日に普通にシャンプーすると元に戻ります)。欲をかかずに素直にカランを使うのが正解です。
女湯では確認出来ませんでしたが、男湯露天には湯の花が石膏の板状になって浮いていたそうです。メンテナンスには大変ご苦労があるかと思うのですが、ご主人はそんなことを微塵も感じさせない明るい方で、温泉に情熱とプライドを持っていらっしゃることがひしひしと伝わってきました。
ぬる湯なのに湯上がりは体がぽかぽか。ご主人のお人柄にも惹かれるので、是非再訪したいと思います。5人が参考にしています