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2月の連休に立寄入浴しました。この日は丸長旅館に宿泊だったのですが、どっか外湯に入ってからということで、ここにお邪魔しました。
入浴しようと脱衣場で支度をしていると、蝶ネクタイのおじさんが今から入る様子。バーかなんかの従業員さんかな?と思って、色々話しかけました。そのおじさんの話によると、今は源泉は大浴場の内湯のみだということ、他の露天や部屋付きのお風呂に温泉を引くべく掘削中とのこと、後から色々調べると、(間違ってたらゴメンナサイ)大丸旅館の系列で、ネットでは温泉が大浴場の内湯のみという事で結構叩かれていました。まあ。2万いくらで部屋付きのお風呂が温泉じゃなかったらたしかにちょっと損した気がするかもしれません。でも、蝶ネクタイのおじさんはそれがわかっているような気がしました。
帰り際に、温泉のスタンプラリーの用紙をくれた蝶ネクタイのおじさんの胸に付いていた名札を見ると、「支配人」の文字が。「腰が悪くてたまに利用させてもらってるんですよ」ということでした。まあ、宿の従業員がお客さん用のお風呂に入るのはマナー違反だという意見もあるかもしれません。でも、個人的にはそういうのも嫌いじゃないです。少なくとも支配人の方は自分の宿の悪い所がわかっているように見えました。この宿が長湯を代表する宿として引っ張っていけるかどうか、それは蝶ネクタイを脱いでお風呂に入って来たおじさんにかかっていると思います。長湯は、とても良い所でした。その中で、こちらの宿の担う役割・・・それを良く考えて宿造りを目指して下さい。宿という物はお客様あってのものです。どんなに心なく見えるコメントでも、それはこれだけ期待してたのに・・・という苦い薬だと思って下さい。
色々な宿を見て来た私からすると、この宿は正に岐路に立っていると思います。宿泊したお客様、インターネットの書込み、全てがあなたの宿を良くするため為のヒントではないでしょうか。僕たちを迎えてくれたときの優しい気持ち・・それを貫けば雑音も自然と聞こえてこなくなると思います。生意気行ってすいません。是非そちらの宿に泊まりに行けるよう、頑張って働いて貯金します。その時に期待を良い意味で裏切る宿であってもらえれば、と思います。一緒に入浴できて楽しかったですよ!!なんか、僕っていつもその温泉のオーナーと出会う確率が高くて、温泉が出るまでの苦労話を聞いたり、一緒に酒を酌み交わしたりする機械が多くて、なんか得したなってことが多いんです。今度は宿泊した時に一緒に飲みましょう。それでは。4人が参考にしています