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投稿日:2013年7月9日
内湯は古さが否めないが、露天風呂はいい (清流荘(せいりゅうそう))
みゃあ太郎さん
[入浴日: 2013年7月8日 / 1泊]
44.0点
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44.0点
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22.0点
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33.0点
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0 - 点
三朝温泉のホテル街の一角にあるそれほど大きくない温泉旅館。三朝大橋まで十分、徒歩圏。
下記以外に貸切風呂もあるようだが、そちらは利用していないので省略。
内湯が、一階にさくらの湯、地階に豆狸の湯、そして白狼の湯の計、3か所ある。いずれも、無色、無臭。それぞれ大浴場というにはちよっと苦しいが、趣向が異なっている。
さくらの湯は、典型的ないっとき前の温泉旅館の大浴場。プールみたいな角ばった湯船。とはいえ、広さはそれほどでもない。
豆狸の湯の方は、巨石を配した岩風呂だが、まったく普通。
白狼の湯は渡り廊下みたいなところを通って、別棟の一階にある。開湯の伝説にもとづくものであり、中央に巨岩を一つ配した造り。湯船はやや深いのだが、半身浴ができるような腰掛みたいな岩でもあるとよいのにと思った。いわれを強調される割には、あまり感動はしなかった。
これらは時間帯で男女入れ替え制で利用できた。
特筆されるべきは、露天風呂。
先の渡り廊下の途中に露天風呂への入口があり、庭の中を石づたいに進むと、男湯と女湯とに分かれる。こちらは入れ替え制ではない。分かれ道までに、飲泉場があり、手水鉢の中に湯が流れ込んでおり、備え付けの紙コップにて飲むことができる。温度調節をしているのか、温め。
分かれ道から、薄暗い中を明かりを頼りに石づたいに歩くのも一興。のれんをくぐり、さらに引き戸をくぐって、もう一つ押し戸を開けると、そこが露天風呂。脱衣場など、巣箱形式でもちろんロッカーなどあるわけがなく、ほんとうに昔ながらのワイルドなつくり。浴槽もきわめて素朴なつくりで、そんなに広大なわけでもなく、また滝のようにドバドバと湯が流れ込んでいるわけではないが、三朝特有のやや熱めの湯を堪能できる。頭上は一部屋根があり、また一部は樹冠におおわれている。なお、露天風呂は石鹸、シャンプー禁止。これもはっきりしていてよい。
欲を言えば、伸びすぎた樹木は枝を整えてやるとよいだろう。また、別棟近くにある椰子だか棕櫚だかは、ややミスマッチであり、除いたほうがよい。
この露天風呂で大満足。
施設は客室、ロビーなど古いつくりでわかりづらく、また老朽化が所々に目立ってしまうが、従業員のサービスも含めて、好感が持てた。6人が参考にしています