口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2025年5月24日)
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優しい女将さんに癒される川湯温泉の湯宿
硫黄の香りたちこめる川湯温泉の玄関口に佇む、鍼灸院を併設する木造2階建ての湯治宿。祝日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料300円は、玄関を入って左側の受付で。奥へと廊下を進み、途中を右折した先に男女別の浴室があり、男湯は右側です。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左右に3人分の蛇口(1つはシャワー)がある洗い場。アメニティは、シャンプーと固形石鹸のみです。
中央に6人サイズのタイル張り内湯が2つあり、いずれもうっすら白濁した酸性・含硫黄・鉄(II)ーナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)(源泉名: 川湯温泉 ホテル開絋)が源泉かけ流しにされています。泉温49.1℃を加水・加温なしで、手前が44℃位、奥の方は44℃強位で供給。PH1.7ながら、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、ほんのりと硫化水素臭がして収斂味のある酸っぱいレモン味がします。
ガラスブロックの壁で光がさしますが、窓がないので湯気でモウモウです。先客が上がれた後、しばらく貸切状態でまったりできました。
豪華な設備など一切ない湯治宿ですが、連泊でもかなり宿泊費が安いので、一度泊まってゆっくり湯浴みを楽しんでみたい宿ですね。
主な成分: 水素イオン19.9mg、ナトリウムイオン803.9mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン98.4mg、カルシウムイオン182.4mg、アルミニウムイオン144.5mg、マンガンイオン3.9mg、第一鉄イオン57.7mg、第二鉄イオン5.6mg、鉛イオン0.3mg、亜鉛イオン3.9mg、フッ素イオン3.2mg、塩素イオン1640mg、チオ硫酸イオン0.4mg、硫酸イオン1485mg、硫酸水素イオン1256mg、メタケイ酸213.2mg、メタホウ酸68.2mg、メタ亜ヒ酸1.9mg、硫酸79.7mg、リン酸3.4mg、遊離二酸化炭素79.3mg、遊離硫化水素3.4mg、成分総計6.240g
※なお、平成21年の分析書だったので、間もなく更新かも知れません。15人が参考にしています
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川湯温泉街には沢山の立ち寄りできる温泉宿がありますが、その一番端に位置し、鍼灸院が付属した湯治場的宿泊施設です。
建物は最近リニューアルしたそうですが、内装は年季を感じるものでした。
平日昼間の立ち寄り訪問にて湯治場が消灯されているのを確認、貸し切り状態確定の中期待を高め入浴しました。
浴室は内湯のみで10人程度が入れる高温浴槽と低温浴槽があり、どちらも純然たる掛け流し。弊害として源泉温度が高い為に低温浴槽でも相当湯温が高いです。ただしオーバーフローした湯船のへりでトドになると相当気持ちよいです。
湯は川湯名物の透明な強酸泉。舐めると恐ろしく酸っぱい。特筆したい事は高温浴槽の湯船の底に、湯の花というか、黄色い湯の成分が砂のように沈殿していた事です。恐らくこの日初めての入浴が私だったのでしょうか、川湯温泉の中でも群を抜いて泉質の良さを確信できた瞬間でした。
マニア向け、湯治向けであり一般受けするような洒落た施設ではありませんが、これだけの素晴らしい温泉は北海道広しといえどもなかなか存在しないと思います。大満足でした。16人が参考にしています
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