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私見ですけど、ほんと「京都市内」は、どうしようもない「ショボ泉」エリアでございまして「私の趣向的に、ここ良い所ですよ!」と言える、風呂屋さん、なり、温泉が殆ど「無い」訳でございますが、その「ニーズ」はあるのでしょうけど、纏まった土地や、掘って出るのが精々「化石海水」の類となると、色々難しい物があるのだろうと勝手に勘ぐったり致しますが。
京都市内の北部に「銭湯マニア」の間では、結構有名な老舗銭湯があるとの事「温泉」を主に語るサイトの番外的とは思いますが、話の種にでもなればと、行って参りました。
場所は、京都市北区、千本通りを北へ、今出川を超えて、「千本鞍馬口」から、東行きの一方通行「鞍馬口通り?」に入ると200m行かないくらいの所にあります、店の向かいに、狭いですが駐車場も用意されております、銭湯の入口は、以外と言えば以外、自動ドアでございます、入浴料は「大人410円」です。
簡単な下調べをして行きましたが、夜に訪れたのですが、画像の通り立派な建物が「ど~んと」構えております。大正12年(1923)創業の大変歴史のある銭湯さんで、当初は「料理旅館」だった建物の様で、如何なる変遷で「銭湯さん」になったかまでは、解りませんでしたが、その年の出来事を調べて見ますと、「関東大震災」があった年で「大女優の森○子さん」も、産声を上げら様、お~っ凄いねって、どっちがみたいな。
脱衣所については、改修を重ねても、当時の雰囲気を残せるだけ残したという、大変「渋い」脱衣所でございまして、天井周りには、様々な彫刻が施され、また天井には「鞍馬の天狗さんが、牛若丸に稽古を付けている模様を模ったレリーフが飾られてあります。
さて風呂場の方ですが、「銭湯」故に、不本意な小汚さの心配は、ないのものの、さすがに古ぼけたものかと思っておりましたが、一昨年、大改修をしたとの事、結構広々とした風呂場でございまして、手前から「打たせ湯・薬湯・ジェット・桧風呂」、岩で組まれた、露天風呂も、そこから出入りするサウナもあります。お湯の方は、湯加減は「普通」露天風呂につきましては、残念ながら「ばっちり条例に基づいた、奴の臭い」が多少致しますが、内湯については、良い管理をされているのでしょう、あまり「奴」は臭いませんでした。
おもしろかったのは、聞き耳を立てると、あれは「フランス」の方達かな、男前のおやっさんが、男前の倅を2人連れて来ておりまして、なんとまぁ風呂屋でのマナーをきっちりと守られており、近所にお住まいの方なのかな、微笑ましいと言ったら失礼かと思えますが、粋と言うか、カッコ良かったですね。他の常連さんの振る舞いを見ておりましても「良い銭湯は客筋も良い」のは、どこでも一緒やなと感じました。私も、普段にもましてマナー気をつけながらですが、快適に入浴を楽しむ事が出来ました。
街の大事な「銭湯さん」であり、まだお若いと見える店主さんのお人柄も素晴らしく、話のネタどころか「常連」にさせて貰えなかと思う、すばらしい銭湯でございました。
私の「趣向的」に京都市内でお勧めできる、3軒目の湯処で、ございます。1人が参考にしています