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投稿日:2010年5月11日
東鷲宮 百観音温泉 (東鷲宮 百観音温泉)
paw_pawさん [入浴日: 2010年5月11日 / 2時間以内]
55.0点
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埼玉のビックネーム、百観音温泉さん。アクセスは東北自動車久喜ICから10分弱の立地で都心からも日帰り可能な圏内。ただ到着してみて驚いたのは、ごく普通の住宅街の一角にあり、直ぐそばにはマンションも建ってます。駐車場内には観音様を祭ったお堂も建立され、立地も含め独特の雰囲気を醸し出しています。
外観・内部ともそれなりにくたびれ感があって、決して新しい施設ではなく、規模もそれほど大きくありません。現在主流となっている近代的なスパ系日帰り施設を期待して行かれるとギャップが大きいかもしれません。平日の夜9時過ぎの訪問で、混雑はしていませんでしたが、受付のロビー周りはやや手狭な造りで休日の混雑時には大変だろうな~と勝手に分析。受付を済まして早速浴室へゴー。男女の入れ替えもあるようですが、当日は菩薩の湯が男湯でした。
内湯は6-7人サイズの湯船が二つ。一つは体感41度の適温でジェットが作動していました。もう一つは熱湯で体感43度で、こちらはジェットはなし。洗い場も広々しており、サウナや水風呂もありました。事前の調査で露天の評判をキャッチしていた私は、内湯はそこそこに露天エリアへと向かいます。
内湯エリアから外に出るとまず最初の露天が現れます。石造りの15人サイズ、湯船の端で体感40℃、湯口付近で体感41℃といったところです。天井にはスライド式のサンシェードのような設備があり、近くのマンションから見えないようにする目隠しだそうです。悪く言えば圧迫感がありますが、穴蔵的な雰囲気もあって個人的には落ちつきました。
湯口は二箇所で、一つは生源泉、もう一つはこの露天の直ぐ上にある熱湯からの溢れ出しが投入されていました。湯はほぼ透明に近い薄い茶褐色で、天然木の芳香を思わせる塩化物泉臭+弱油臭がしました。ごく僅かですが泡つきもありました。肌への当たりはヌルスベから弱キシ感へと変化。さすがにビックネームだけあって、源泉の濃さもピカイチ。ただ連れがご一緒した地元マダムからの情報ですと、以前はもっと源泉が濃く、多量の泡つきがあったとのこと。年々泉質が変化してきているようです。
さて次に階段を上ってさらに上へと移動すると熱湯がありますが、こちらは一旦スルーしさらに奥へ。後から増設された大露天あります。20人は楽に入れそうな庭園風の露天です。壁に囲まれているため景色は望めませんが、なかなかの雰囲気で、圧迫感はありません。保温水筒や文庫本を持ち込んでいる方もいらっしゃいました。塩分の濃い湯ですので、長湯の場合、水分補給も気をつけなくていけません。これも連れが聞いてきた話ですが、実際に湯当たりで気分を悪くされる方がチラホラいらっしゃるそうです。
こちらの湯船は備え付けの湯温計で湯口付近43.5℃、湯船端で41℃となっていました。入る場所によって湯温が異なりますので、皆さんお好みの場所を見つけて楽しんでおられるようです。浴感は強く、きっちりと温泉に入ったという満足感が得られる湯でした。
平日の夜ということもあってか、私が訪問したときはお客さんのほとんどが50代から70代の地元の方で、20~30代は私も含め数える程度でした。冒頭でも述べましたが、スパ系の施設ではなく、地元のお年寄りや中高年の方をターゲットにした、源泉浴がメインの湯治系日帰り施設と言っていいかもしれません。温泉が目当てな方には満足度の高い施設ではないでしょうか。
写真は上が外観、下は湯気で見にくいですが内湯の熱湯浴槽です。3人が参考にしています
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