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投稿日:2007年5月13日
濃い湯と湯の花と美肌のばあちゃん (筌の口共同温泉 (筌の口温泉共同浴場))
ごんごんさん [入浴日: - / - ]
55.0点
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別府の帰りに寄りました。
この季節、九酔渓は新緑がきらめくように美しく、ここをドライブするだけで、わざわざ高速道路を降りて寄り道した甲斐があったと思いました。
温泉の手前に、2006年10月30日に開通した新観光スポット、九重"夢"大吊橋があるので、少し渋滞しましたが、GW空けの日曜日ということもあってか、500mぐらいで済みました。
いかにも地域の共同湯という外観。これだけで共同湯好きのごんごんとしてはヤラれた!という感じでしたが、脱衣所に入って、まず出迎えてくれるお地蔵様、黄金色に輝くお湯、湯舟があるだけのシンプルな浴室…。もう、完膚無きまでにヤラれてしまいました。素敵過ぎです。うっとりです!
使い込まれた棚に洋服を放り込んで、浴室へ。鉄と土の匂い、大量に掛け流れるお湯、そして湯舟や床に鍾乳洞のように層を成す湯の花。椅子や洗面器もすっかり変色してしまっています。
透明度が全然無いので、恐る恐る湯舟に入りましたが、そんなに深くありません。ちょっと熱めですが、出たり入ったりして調整すれば、結構長い時間入っていられます。
見た目のインパクトは強烈なお湯ですが、肌触りはさほど特徴はありません。けど、地元のおばあちゃんたちは、みんな真っ白で肌理の整った美肌!湯上がりはさっぱりとしてマットな美肌になります。
ただ、マナーとかシステムとか、よく分からなかったです。女湯は、メインの湯舟の1/6程が区切られているのですが、一体何のために区切られているのか分かりませんでした。地元の人は誰もそこに入ってなかったので、私も入りませんでした。あと、浴室の左端にステンレス浴槽があって、水が張ってあるのですが、これもどなたも使用していなくて、用途がよく分かりませんでした。
マナーも謎で、地元のばあちゃん達は湯舟の中にタオル入れて体こするわ、湯舟に入ったまま洗顔料付けて顔を洗い出すわ、ハァァァァ?!と喉まで出かかりそうでした。冬は洗い場に出られないぐらい寒いから、そういうマナーがまかり通ってるんでしょうか…?<謎&真似はしないぞ!
最後に注意点ですが、スパ銭的な快適さや清潔感を求める人には絶対向きません。シャワー・カランが無くても、洗面器の色が変わっていてもへっちゃらで、椅子が無くても洗い場にどかっと腰を下ろして体を洗える人向けの施設です。
観光ついでに来た人には不評だとは思いますが、共同湯好きとしては、このままのスタイルを貫いて頂くことを切に希望します。5人が参考にしています
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