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日帰りで利用したので温泉だけの評価です。私にとっては2度目の訪問。中の島の時と同様、日帰り客の車は船乗り場近くの有料駐車場に止めることになります。3時間700円、それより一つ長いのが6時間1000円でした。浦島は温泉数が多いので、3時間では足りないかもしれないので6時間料金で良いと駐車場の管理人に言うと、「いいよ、ゆっくりしておいで」と言われ、時間関係なく3時間料金で済みました。感謝です。(実際私は4時間半止めていました)
私は和歌山県民であるが、北部の人間なので南部の那智勝浦までは気軽に度々来られる距離ではないし、かといって日帰りで行き来できる距離なので、泊まりで利用する気もないので、日帰りで回れるだけ回ろうというつもりで来ました。(1回目は3か所と別の温泉地1か所を訪れました。)
日帰り客は、ホテル中の島同様、船に乗って向かうことになります。日帰り入浴は1000円で、館内案内の紙の裏に3か所以上のスタンプを集めると、粗品がもらえることになっています。スタンプはそれぞれの浴室の特徴を表した絵になっています。
ここの泉質は①含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉と ②含硫黄-ナトリウム-塩化物泉の2つに分けられるようです。今回私が入浴した時は、カルシウム含んでいる方は白みがあって、含んでない方は無色透明と泉質通りはっきりと湯のタイプは分かれていました。(でも温泉は生き物だから時間帯や日によって湯の状況は変わると思います。)
以下、私が行った順番に感想等を述べることにします。
①忘帰洞…ホテル浦島の温泉の中でもシンボル的存在、昔、紀州の藩主が「帰るのを忘れてしまうぐらいのいい湯」と言っただけあって、ここは外せないと思う。湯温の違う浴槽が4つ。ここが最も青白い湯をしていた。ツルヌル感も強かった。海がよく見えて絶景だった。
②遥峰の湯…内湯だけで長方形の浴槽の真ん中にしきりがあり、温めとそれより熱めの2つの湯に入ることができる。33階の高さからは、勝浦湾や街並みがよく見える。忘帰洞や玄武洞とは違う意味で絶景。
③天海の湯…内湯1つ。露天はタイル貼りの浴槽2・樽風呂2の計4つ。浴槽によって湯温が違う。32階の高さからは海が見える。
両方とも白みがかった湯であったが、忘帰洞よりは色が薄かった。忘帰洞ほどのお湯のインパクトはないが、掛け流しだし悪くはない。あとこの山上館の二つの温泉に置いてあるシャンプー・ボディソープ・コンディショナーは他の所と違って高級そうなのが置いてあった。
④磯の湯…内湯だけでかつ景色も見えないので、6か所の温泉の中では一番地味だが、お湯は硫黄臭がはっきりしていて、6か所のなかではかなり印象に残るものであった。お湯だけで言えば、隣の玄武洞よりも印象に残った。熱めの方は普通に湯が注がれていたが、温めの方はゴボゴボと音を立てながら注がれていた。
⑤玄武洞…忘帰洞の次に有名な洞窟風呂。忘帰洞よりは規模が小さい。手前に大きな浴槽と奥に小さな浴槽の2つからなる。一つの浴槽でいえば、手前のが6か所中一番大きい。奥は小さいが海が間近に見られる。ここも外せないと思う。
⑥滝の湯…内風呂1つ、露天は湯温の違うのが2つ、ここの湯は白みがかったものだったが、忘帰洞よりは薄く、山上館のよりは濃い色をしていた。
以上、かなり強硬だったが、場所によっては短時間で済ませ、日帰りで6か所全て回った。移動時間入れて4時間ぐらいか。
最後に受付にスタンプラリーの紙を見せると、忘帰洞と書かれた入浴剤を一つもらった。
次来る時は、絞ってじっくり浸かることにしたいと思った。
補足 日帰りで利用した私が、温泉以外で体験したことは、本館と山上館をつなぐ、「スペースウォーカー」と呼ばれている、全長154m、高低差77m、傾斜30度の長ーいエスカレーターである。片道7分程かかった。この日本一長いエスカレーターもここの名物といえる。エレベーターだと1階の次は一気に32階に行くことになる。
巨大ホテルだけあって、飲食店や土産物屋がけっこうある。ホテルそのものが一つの町みたいなものだと思った。15人が参考にしています