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休みがあるけど旅行に行ったばかりなのでお金をセーブしたい、けど、どこか日帰り入浴するだけでは物足りない、そんな私のニーズに応えてくれたのが浦島です。12月5日に一泊してきました。今回は一人だったので気張らずに“温泉&保養プラン・本館山側シングル・朝食付”にしました。これで入湯税込み6660円です。部屋は夏に利用した山上館と比べると若干古いものの都心のビジネスホテルなんかよりは広々としており、ベッドもシングルサイズのものが二つありました。夕飯は例によって町中の食堂ですませました。おのみの造り、マウ~!でした。
さて、温泉。今回で3度目ですが、いままで入らなかった「なぎさ元湯」にチェックイン後まず行きました。神社があって、その建物の一階部分が温泉になっていました。浴槽の他に大小の樽が四つあり、深さもそれぞれ違っていましたが、私が寛げたのは60cmと表示のあった樽。この深さだと腰を下ろすとちょうど肩の深さになるんですよねぇ。熱すぎずも冷たすぎずもない白濁した硫黄泉に身を浸していると、囲いの向こうに港の様子が見え、とんびの声も聞こえてき、長閑な気分になれました。
インタバルをおいて次に行ったのが「滝の湯」。ここも初めてでした。内湯にはごつい岩があってそこから湯が滝のように出ているのですが、若干古びた感じで、そこよりも露天(景観はナシ)エリアの方が気に入りました。浴槽が二つあり、人一人が入れるマスの水風呂もあり、火照った体を冷ますのに何度かザブンとつかりました。
次が「磯の湯」。ここは内湯のみ、浴槽が二つだけと小ぶりなんですが、奥の浴槽はぬる湯で、ぬるい湯につかっていると副交感神経が働きだして眠くなってくる、と言った旨の表示があり、眠りはしなかったものの、けっこう長い時間つかっていました。
翌朝5時のオープンの時間になって行ったのが「玄武洞」。ここは湯船のなかに源泉を汲み上げるポンプがあって、そこからゴボゴボと湯が出てき、ジャバジャバと湯がオーバーフローして一番のお気に入りだったのですが、この日は湯の出の勢いがあまりなく、よってオーバーフローの量も少なく残念に思いました。また、前回水風呂だった海側の浴槽、今回は硫黄泉のぬる湯が張られていました。
朝9時過ぎに訪れたのが「忘帰洞」。この時間になるとホテルで一番の人気のここもガラガラ。湯船につかってのんびりと洞窟に響く波の音に聞き入っていました。
ホテル浦島、確かに団体客は多いんですがホテルが広大なので混雑感はありません。長い廊下をホテル備え付けの草履をペタンペタンと鳴らしながら歩くのも一興。豪快さと開放感が他の追随を許さないといった点で私はここが好きです。
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