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2006/06/24入湯。
松本市街から白骨、乗鞍方面に行く途中にある食事施設にある立ち寄り湯です。ちょうどお昼時の混雑時に入ったのですが、快く受け付けてもらいました。
風呂自体は民宿にある5~6人規模のもので、脱衣所もご家族が使う洗面所も兼ねているのではないかと推測しますが、清潔ですし、ちゃんと泉質や管理方法の表示もありました。入浴後の休憩も店とは別にソファーが並べられた専用の部屋があり、決して風呂が食事の「オマケ」ではないことがうかがえます。
さて、問題はその湯の熱さです。
「激熱」と表現しても良い、もの凄く熱い湯で、なにせ知らないで浴室の床に掛け流される湯に足を踏み入れた途端「あぢぢぢちっ!」と悲鳴を上げてしまいました。どうやら、源泉(65.5℃)がそのまま使われているらしく、人間の入浴温度の限界を超えています。そういえば、お店の方が「熱かったら水道でうめてね」と言っているのを、その時思い出しました。
熱い源泉の上をヒョコヒョコと飛びながら、源泉横にある水道にたどり着きコックをひねったのですが、なにせホース付きですので、水圧で暴れまくって浴槽内から飛び出てしまう始末。風呂桶などで重しをして、ようやく加水しました。
しかし、あまりにも激熱のためなかなか入浴できる温度には下がりません。手持ちぶさたで周りをキョロキョロ見回すと、なぜかプラ製の雪かきが立てかけてあります。…しばらく黙考したのですが、やがてそれが浴槽内をかき回すものだと気づき、以来約10分間「一人湯もみショー」を開催しました。
湯質は、アルカリ性単純温泉で無色透明ですが、ほのかな温泉香と黒っぽい湯の花がたくさん舞っていました。ややツルスベの良い湯だと思います。カランは3つ。液体石鹸とシャンプーあり。ドライヤーなし。かなり加水しても、温泉らしさをなくさない、よい湯だと思いますし、白骨、乗鞍とは違う泉質ですから、ハシゴをしてもまた違った湯感を楽しめるのではないでしょうか。
入浴後に食事もしたのですが、ボリュームがある上に各テーブルに丼一杯の漬物のサービスという気前の良さ。接客も義務的でなくハキハキと気持ちよく、食事と風呂の両方を楽しめる施設だと思います。お薦めです。
※「一人湯もみショー」ですが、朝一番ならばいつでも可能だと思います。酔狂な方おられましたら、ぜひ試してみて下さい。ただし、冬場は風邪引くかもしれませんのでご注意。1人が参考にしています