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投稿日:2009年9月8日
民営化になって迷走? (ルートイングランティア若宮)
ごんごんさん [入浴日: 2009年3月28日 / 滞在時間: 2時間以内]
33.0点
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33.0点
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44.0点
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33.0点
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0 - 点
以前「国民年金健康センター グリーンヒル若宮」という施設でしたが、厚生労働省の何だかんだで売却→ルートイングループが取得→再オープンとなりました。
人気の施設だったので、再開してほっとしたのですが…。
以前の施設を基本的にそのまま使っていますが、中はブラウンを基調としたインテリアに改装され、落ち着きと高級感が出た感じです。
脱衣所も同じくブラウン調に改装され、清潔でお洒落になって格段に使いやすくなりました。
けど、一番変わったのは賑わい度合いかもしれません。
あれほど混み合ってわいわいと賑やかだったのに利用者はまばら。
確かにごんごんも利用料を見て一瞬「うっ!」と固まりました。
日帰り料金が、通常750円。近くにあるこうの湯より150円も高いのに、土日祝はさらに¥100円アップ。
¥850といえば、同じ脇田温泉郷にある施設充実の楠水閣(循環・¥800)や、天神・博多界隈の温泉スパ銭よりも高いので、かなり敷居が高く感じられます。
しかもお値段は高くなったのに、温泉の個性が薄れています。
旧施設では湯口で硫黄臭が感じられ、しばらく浸かっているとつるぬる感があったのですが、訪問時には保温性が感じられた程度。
基本的に掛け流しのようですし、お湯は決して悪くはないのですが、近隣施設や値段を考慮すると「やっぱりここよね」という程のものはありません。
浴室・洗面所のアメニティは凝ってましたし(馬油のシャンプー・トリートメントとか、自然派化粧水とか)、アロマ風呂とかも出来てましたが、そういう要素は旧施設のメイン顧客層(男女とも60代後半以上)にはあまり重要ではないと思われます。
では新しい顧客層を開拓出来るかというと、家族連れにとっては利用料が高すぎますし、小洒落たところでゆったりとした時間を楽しみたいマダムの期待に応えられる程の充実度でも立地条件でもないので難しいかと思います。
どのようなマーケティング調査を受けて改装したのか激しく疑問に感じながら、ひっそりとした館内を後にしました。8人が参考にしています