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投稿日:2011年10月10日
田舎の香水付き露天 (野天風呂 蔵の湯 鶴ヶ島店)
しゅんさん [入浴日: 2011年10月10日 / 2時間以内]
22.0点
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33.0点
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22.0点
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安かった頃に1度行って割と好印象だったのですが、値上げしたのを知らずに行ってみてちょっとがっかりです。しかも女性の壺湯は故障中?とかで使用禁止中。以前の410円は埼玉県の公衆浴場、つまり銭湯と同じ金額。それがこの9月に700円に値上げ。公衆浴場ではなくなったというわけでしょう。
外観は割と立派で2棟になっています。なまこ壁の黒い蔵風の建物が浴室。蔵の横を通るアプローチもなかなか素敵です。中に入るとすぐに座敷とテーブルに分かれた休憩処があり、その左手に男女ののれん。施設的にはこれで全部。非常にコンパクトです。座敷の片隅に枕が置かれていたので、ここで横になることはできます。700円の施設ならもうちょっとゆったりしたいところです。
ここのお風呂はほとんどの湯船が加水なしの温泉です。もちろん循環、消毒あり。湯温が30度ほどなので加温しています。その加温の温度によってさまざまに使い分けられています。
内湯はメインの浴槽は41~2度で電気風呂が強弱の2種類、寝湯のジェットが3台。ぬる湯と水風呂が隣り合ってあります。ぬる湯は36~7度。この湯船は深さもちょうどよく、入り心地がよかったです。お湯は塩化物泉でそれらしい匂いはちょっとしますが、これといった浴感はありません。水風呂が温泉なのは気が効いています。18度ぐらいまで冷却して使用。腰掛け湯は公衆浴場法の規制により使用できないと書いてある。え、公衆浴場じゃなくなったんじゃないの?なんか不思議。
ここにはちょっと変わった洞窟風呂があります。内湯からドアを開けて入ると、(張りぼてだろうけど)岩に囲まれた四角い浴室があってぬる湯になっています。洞窟といっても窓があり、ちょっと覗けば月見風呂にもなるというのもいい感じです。またこのお湯は露天へと繋がっています。途中にあるうたせ湯も使用禁止です。
露天は丸い湯船がメインの浴槽。寝湯がつながっています。向かいに壺湯がありますが、ロープが張られ立ち入り禁止状態。木組の囲いがひしゃげています。いつまで使用禁止なんだろうか。露天には他に日替わり湯があり、この日は濁り湯という珍しい入浴剤。奥には薬草のスチームバスもあります。
ただこの露天で驚いたのは匂い。田舎の香水です。周囲は養鶏場や牛を飼っている農家も多く、風向きによってはなかなか強烈な匂いがします。以前来た時はまったく匂わなかったのに、やはり風向きなんでしょうか。
ぬる湯は気に入りましたが、内湯以外は10月中旬には41度ほどに戻すそうです。あくまで夏季限定だそうです。ここの浴槽はいっさいお湯が流れているところがありません。すべて浴槽内で循環しているようです。お湯の流れる音がいっさいなしというのもちょっと寂しい。しかも使用禁止の設備が多くて、410円なら許せてもこれで700円は高過ぎでしょう。6人が参考にしています
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