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投稿日:2010年6月2日
やっぱり白猿 (【新日本百名湯・日本温泉遺産に指定】鉛温泉 藤三旅館)
まぁく☆スリーさん [入浴日: 2010年5月30日 / 1泊]
55.0点
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55.0点
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44.0点
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44.0点
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44.0点
またまたETC割引で一泊してきました。私は出張がてら旅館部に4~5回、湯治部に1回泊まったことがありますが、同行のコバやんとしのみーは初めてです。
東京駅前を6時半に出発し川口から東北道でなく三郷から常磐道、友部から北関東自動車道を経由し栃木都賀JCTから東北道に入りました。首都高も含め渋滞はなく12時半には花巻南ICを出てマルカンデパートの大食堂でナポリカツと名物の巨大ソフトクリームを食し、買出しをしても14時半には宿に着きました。
昨年泊まった湯治棟が旅館部に比べても思いのほかバリューがあったため、今回も2食付で湯治棟としました。土曜日に一人一部屋を3人分だった為か、豊沢川沿いではなく内庭側の部屋だったのは残念でしたが、私としのみーは6畳間、コバやんは8畳間でした。
名物である混浴の立ち湯「白猿の湯」の女性時間帯が終わる15時過ぎにそちらへ向かったのですがまだ複数のおばちゃんの声がしたので、廊下を挟んで向かいの「桂の湯」に入りました。内湯の外にある露天風呂も良いですが、一段低い所にある少々狭い露天風呂は川面に近くとても気持ちが良いです。
少し時間をおいて白猿の湯へ。すでにおばちゃんの姿は無く、男性ばかりが数人入っておりました。引き戸を開けて川面レベルまで階段を下りた所にある大きな小判型の立ち湯と小さな円形のぬる湯は3階部分まである吹き抜けも相まって屋内ながら非常に開放感があり何度来ても素晴らしいと思います。立ったまま湯に浸かり浴槽内を歩くのは不思議な感覚です。ほぼ中央の湯船の底からブクブクと源泉が湧き出ているのが判ります。先客のおっさん達に混ざりコバやんとしのみーも既に湯船の淵でまったりとしていました。
夕食は17時半から各部屋一斉配膳で、シンプルながら美味しいです。旅館部に比べると質・量ともに見劣りしますが、湯に浸かり地酒を楽しむ我々にとってはこのくらいのボリュームで十分です。
翌朝も白猿の湯に入り、自炊棟にある「河鹿の湯」にも入りました。豊沢川にかかる木造の橋に近く前面ガラス張りの為通行人から丸見えでしょうが歩く人がそもそも少ないので気になりません。因みに隣には鉛地区住民専用の共同浴場もあります。
朝食は7時すぎからこれも各部屋一斉配膳です。朝食に関しては旅館部とあまり変わらないと思います。必ず出てくるのがバター入りベーコンエッグでシンプルながら美味しいです。
以前は湯治部の客は旅館部の内湯には入れなかったと記憶していますが、入れるとの案内でした。ただ昔のアトミック風呂は無くなり、銀(しろがね)の湯と半露天といわれる「白糸の湯」に生まれ変わりました。綺麗になりましたがアトミック風呂の方が好きでした。
今回は湯治棟ながら食事付きにしましたが、次の機会には藤三売店で食材を買って自炊をしてみたいです。NHKで友近が入浴したり、水曜どうでしょうの藤村Dが紹介したりで人気が出てきましたがいつまでも素朴な雰囲気を守ってもらいたい宿です。2人が参考にしています
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