-
投稿日:2015年12月5日
■前編からのつづき宿の方によると、… (小谷温泉 山田旅館)
まぁく☆スリーさん [入浴日: 2015年5月5日 / 1泊]
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
■前編からのつづき
宿の方によると、震度6の大地震であったにも拘わらず被害を最小限に食い止めたようですが、壁の塗り直しといっても現在のものとは材質も違うらしく、職人も限られ乾燥させるにも3か月ほどかかる要するなど苦労があり、本年5月に再開したばかりとのお話しでした。
「通常は何月再開ですか?」とてっきり冬季閉鎖のつもりでお聞きしましたが通年営業だそうです。但し山間の豪雪地帯の為、スタッドレスの四駆でもスタックすることもあり実質は土日営業に近いとのこと。再開にはそのような時期に来館する常連さんの温かい応援があったそうです。
お茶菓子は「雷鳥の里」でした。お茶を飲んで浴衣に着替え早速名物の内湯に行きます。内湯は我々の建物と帳場のある江戸時代の建物の間にあります。廊下に沿って男女の入口が並んでいて、外観同様好ましい佇まいです。先客は外来が2名いました。湯船は4~5人なら問題なく入れる大きさです。2mの高さから注がれる源泉は茶褐色で飲泉もできます。飲んでみるとやや塩味を感じました。洗い場は2カ所ありますがお湯の蛇口はありません。滝から注がれる新鮮な湯で洗髪を勧める記載がありましたが、洗い場との間には寝湯があり実際は湯船のお湯をかぶる形になります。洗い場の横に丸太のベンチのようなものがあり、こちらの解説を読むと滝の周りで固まった25年間の温泉成分とのこと。かなり濃いことが分かります。続いて露天風呂へ。内湯とは結構離れており旧館の隣の平成元年築の新館の広間の横を抜け、また古い建物の廊下の突き当たりにある階段の手前でスリッパを脱ぎ、階段を下りると男女別の露天となります。つまり内湯より一層低い場所にあります。こちらも露天だけではなく内湯がありシャワーもついております。露天は後付けなのでしょうか、内湯を出た先にありますが細くて短い橋を渡ります。眺めは絶景で雨飾山などとは反対方向ですが先ほど車で登ってきた谷が見えました。
ひと通り湯に浸かったので改めて宿の外観を眺めることに。旧館は宿の看板とともに非常にレトロ感があり雰囲気抜群です。受付のあたりから土蔵と旧館を眺めると(良く写真で見かける角度)奥行き感も出てとても良い感じです。宿の方の説明通り土蔵はまだ修復が終わっていませんが、傍らに雨飾山の湧水が流れて飲むことができました。バス停を見るとアルピコ交通に委託している村営バスが停まっていました。もう少しバックすると崖から落ちそうな凄い場所です。旧館の裏には「山田旅館資料館」があり宿泊客は無料とのことですがどうやって入るのかが分からず見ずじまいでした。
部屋に戻ると運転をしていないコバやんとしのみーが爆睡していました。私も疲れて横になりましたが布団がないので結構冷えました。夕食前に再び内湯へ行き温まってから広間で夕食。一斉配膳に近く前菜(おから・ぜんまいの胡麻和え・何かの和え物)、蕗味噌ののった豆腐、野沢菜、イワナの塩焼き、烏賊と蕗の酢の物、刺身、ぜんまいのお浸し、煮物、山菜天ぷら、吸い物、きのこと野菜を固形燃料で蒸すもの、お櫃に入ったご飯、デザートの草団子が所狭しと並んでいました。我々はビールで乾杯。何故か後から味噌汁ともう一品(忘れた)だけが後から出されましたが、量は多めです。その後はイオンタウン長野箕輪で買った日本酒(善光寺)と五一ワインで部屋飲み。フロントへコルク抜きを頼むとグラスまで貸してくれました。就寝前に再度内湯へ。早めに10時過ぎには就寝しました。
翌朝は6:30に起床。朝から快晴なので露天へ。朝食も広間で頂きます。納豆、焼き魚、浅漬け、手づくり卵焼き(キャベツ、トマト添え)、煮物、ブリ(?)のしぐれ煮(?)でした。
チェックインは10時なのでそれまでまたゴロ寝でもしようと部屋に戻りましたが、残念ながらもう布団は片づけられた後でした。〆に内湯に入り予定を早め9時過ぎにチェックアウトしました。精算時女将さんらしき人が「助けてくれてありがとう」と仰ったのが印象的で「また来ます」と言ってしまいました。
秘湯ではありますが冬季以外はバス便も8往復あり電車・バスでの利用可能です。トイレも一部ウォッシュレット付き従業員の挨拶も良くできています。今度は江戸時代の建物に泊まり自炊にチャレンジしたいと思います。10人が参考にしています
-