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7年前の9月下旬に白馬岳の帰りに入りました。テント泊でしたがあまりに気に入ったので1泊の予定が2泊になりました。白馬岳からの下りで単独行しかも重いテント一式を担いで、すうっと雨の中、景色もみれずただひたすら歩き体も心も冷えきってやっとこさ山小屋に着いてお風呂に入ったときのあの幸せは今でも忘れません。後にも先にも自分の温泉人生の中で一番幸せを感じた時間で言葉ではいい表せません。
露天風呂はほどよい広さで硫黄泉でかけ流しです。当然源泉かけ流しで岩の間からどばどば源泉が注ぎ込まれています。少々熱かったですが適温の場所を見つけて入りました。お湯は硫黄の匂いがし、色は少し白濁していますが無色に近いです。酸性分が強いのか日焼けしたせいなのかピリピリしました。露天の谷側はなにもないので下から登ってくる人やテント地からはまる見えですのであまり変な物は見せないようにしましょう。
景色は残念ながら昼間は雨だったり曇りだったのであまり見れませんでしたが、晴れていれば眼下に雲海が浮かんで山々が見渡せる最高の景色のようです。夜は満点の星空が見えるでしょう。24時間いつでも入れ、あまりに気持ちがいいので二泊三日でしたが10数回は入りました。
ここに行くには猿倉から歩いていくのが一番近いですが、標高差900m以上で4~5時間登山道を登らなければなりませんのでちゃんとした登山装備をしていくようにしましょう。まさにこれこそ秘湯中の秘湯ではないでしょうか。
ちなみに露天風呂では日本第二位の標高です。
最近は女性用も露天風呂ができたのでしょうか。自分が行った時とは少し変わっているようです。
評価についてはお風呂に関してのみです。宿自体の評価も入れると山小屋ですのでそれは悲惨な状況もあります。相部屋で時には1畳あたりに3人が寝ることもあるようです。テント泊がいいと思いますがそれはそれでしんどいですし雨が降るとげんなりします・・・。
今年の夏に猿倉から白馬岳に登りその日の内にここに来る予定でしたが、白馬岳に着いた頃に膝を痛めたため断念しましたが来年こそはまたあの感動を味わいたいと思います。0人が参考にしています