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正月休みも明けつつある平日の昼の入浴。この季節だとスキー客なんかで混雑することもあるそうだが、私の入浴したときはすいていた。道の駅に併設された温泉施設である。「あやめぐさ」と「後朝の恋」の2種類の浴室が男女交替で利用できる。私が入浴したのは「後朝の恋」の方である。
泉質は「ナトリウム-塩化物炭酸水素塩泉(中性・低張性・温泉)」ということで、炭酸水素塩特有のつるぬる感がある。温泉浴槽は内湯の大浴槽と露天の大浴槽、それから打たせ湯と寝湯にある。どちらもきつい塩素臭が鼻につく。特に露天は強烈である。「塩素濃度は自動で適宜調節」とあるが、ここまで際立つ湯はそうそう見られない。新湯の投入率も少なめの模様で、幾度となく循環し、その過程で塩素がパンパンに膨れてしまったかのごとく。残念なところである。
それ以外には、ジャグジーや歩行浴、肩こり対策用特設ジャグジー、さらには湯が流れる滑り台など。小さなお子様のいる家族向け、あんまり泉質にこだわらない派を中心の客層に据えたようなところである。
併設の道の駅とあわせて、温泉外の施設の雰囲気や内容は完成度が高いところである。あとは無粋な塩素臭の対策がきちんとできれば、なかなかに好印象を得られると思うのだがどうだろうか。3人が参考にしています