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秘湯の会会員宿で炭酸泉、という事で先日宿泊してきました。
当日は満室との事でしたが、他の方が書かれているように出迎えなし、という事はなくまずは一安心。
ただ、昨今の秘湯の会宿で目立つ傾向ですが、交通も比較的便利で、あまり秘湯という雰囲気はないかも知れません。
施設はリニューアルしたのかあまり老朽化は感じられませんでしたが、建て増ししたようで使い勝手自体は良くなさそうでした。
食事は飛騨牛と炭酸泉ビールがメイン。
それ自体は美味しくいただけましたし、それ以外のメニューもまずまず。
(あまり山の宿らしくないラインナップが多かったのは気になりましたが)
ただ、揚げ物などを最初から用意せずその都度出してくれるのはいいのですが、間が開きすぎてそこまで出た分を食べ終わってしまい、20分ほど手持ち無沙汰に。
食事の部屋もかなり冷えていたので、最初から暖房は入れておいて欲しかったのと、備え付けストーブをつけてすぐに灯油切れになるのはどうかと…。
朝食は大広間でだったのですが、こちらは明らかに寒かったです。
ストーブはついていましたが、あそこまで寒いのならばエアコンを併用するなどの気配りが欲しいですね。
後は干物が焼き冷ましは仕方ないにしても、あまりにも硬すぎで、歯の悪い人なら食べられなさそうな感じもしました。
肝心の温泉は炭酸泉で気泡がびっしり、というのを期待していったのですが、飲泉しない限り炭酸泉だとはわかりませんでした。
確かに胃には良さそうですが…。
湯冷めしにくいという評価もあるようでしたが、実際は入っていくらもせずに冷えてしまい、かなり寒い思いをしてしまいました。
あと、他の方も言われているように、露天を貸し切りにしてしまうのは却って面倒です。
そのために、何度も様子を見に行く事になってしまいました。
内湯の方も、底に砂が溜まっているなどちょっと清潔感に欠けていた感じがしました。
支払った値段相応とはちょっと言い難いですし(同じ価格設定よりも下でずっと居心地のいい宿はたくさんあります)、秘湯の会であるならば、派手な宣伝をあちこちでするよりも、もっとのんびりできる心遣いに力を入れて欲しいと思います。
少なくとも、今のままなら再訪したいとは到底思えません。
本来なら1点どころか0点ですが、いろいろと工夫の跡は見えましたし、温泉宿の原点に立ち返って欲しいという意味を込めて2点をつけさせていただきます。12人が参考にしています