- 温泉TOP
- >
- 東海
- >
- 岐阜県
- >
- 下呂市内
- >
- 下呂温泉
- >
- 白鷺乃湯
- >
- 白鷺乃湯の口コミ一覧
- >
- 白鷺乃湯の口コミ 銭湯として機能していると思えば
-
薬師如来が白鷺に化身して河原へ舞い降り源泉の在り処を知らせたという下呂に伝わる「白鷺伝説」に準えて名づけられたこの設備は、もともとあった「白鷺の湯」と「薬師の湯」とを統合して作られたもの。
周りの雰囲気とはややかけ離れた洋風な建物ですが、これも元の「白鷺の湯」に似せて作られたそうです。元の「白鷺の湯」が作られたのは1925年頃で、当時温泉施設としてはかなりハイカラな建物であったのでしょう。(ただし、当時の「白鷺の湯」は中央に張り出したポーチがあり、上から見てT字状のシンプルな建物。今ある「白鷺の湯」は上から見るとコ状のやや複雑な形状をしている。)
現在の「白鷺の湯」ですが、入り口には無料の足湯があり。
到着時は土曜の午後9時ごろ。数人の若い人たちで賑わい、足を温めながら会話を弾ましていました。
入館してすぐにチケット販売機があります。料金はなんと300円。名古屋在住の人間としては銭湯としてもありえない安さ。
受付の女性の方のとても丁寧な接客が印象的でした。
脱衣所は2階。同じ経営主がやっているクアガーデン露天風呂と同じく、100円返金無しの有料コインロッカーと棚の2つがあります。タイミングを見計らって鍵を閉めるように。でないと忘れ物のために余分なお金を支払うことになりかねません。
脱衣所に向かうために一度2階に上りましたが、浴室へ行くために今度は1階に下ります。
設備内容は内湯のみ(浴槽1つ)。露天とかクールダウンするためのテラスなどもない。
温泉を楽しむというより銭湯のような使い方が正しいでしょう。
またシャンプーやボディソープもないです。
今のように300円の料金で備品などは各個人にゆだねるようにするのか、料金を上げても備品などの設置をちゃんとしてもらうのか。この施設は旅行者も使われますが、地元の方のための施設でもあるよう。
もし自分が地元の人間だとすると300円で温泉を提供していることすらすごいことだと思います。
これからもより長く今の状態で提供されることを願います。
温泉は他の下呂の温泉施設と同じように集中管理の共通の混合泉を使っています。
加温、循環、消毒はありますが、加水はありません。
この集中管理もいままでの下呂の歴史をよく知ると本当にそこまで行き着くのに大変な苦労があったことはよく分かるのですが、交通事情が良くなりいろいろな温泉の楽しみ方を皆さん知るようになってからは
この下呂において共通源泉を使っているために外湯めぐりが出来たとしても意味がないこと、どこの旅館に言っても同じお湯というような泉質へのこだわりを持つ方からすると面白みにかけるといった、時代とは多少、ずれてきてしまっている状況があろうかと思います。
私自身も下呂温泉自体、温泉としての特徴が薄い温泉なのでどちらかと言うとあまり好みではないのが残念。
源泉名 下呂温泉(送湯ポンプ所)
pH8.9、源泉温度55℃、使用位置42℃、
Na 115.8、K 2.0、Ca 3.7、
F 11.0、Cl 104.9、SO4 13.3、HCO3 32.8、CO3 24.0、
メタケイ酸 57.7、メタホウ酸 6.7、H2S 1.1、
溶存物質 372mg/kg、成分総計 372mg/kg、
温泉分析年月日 平成16年11月5日、
※下呂温泉成分分析表より
「利用源泉に関する情報」
白鷺の湯/男湯
源泉名:下呂温泉集中管理源泉 混合泉
湧出形態:動力揚湯
泉温・湧出量:55℃(配湯温度)・2300L/m(合計)
泉質名:アルカリ性単純温泉
掲示用泉質名:単純温泉(pH8.9)、
引湯方法・距離:集中管理、
循環装置:あり。浴槽内の温度を均一に保ち汚れを除去する為通年循環濾過装置使用。
給排湯方式:放流一部循環濾過式
加水:あり。源泉温度が高いため通年水道水と井戸水を加水
加温:あり。気温の低い日に熱交換で加温。
新湯注入量:18L/m。先の注入量で満たされるまでの時間:5時間00分
注入温度:51℃、
浴槽温度:41.6℃、
入替頻度:7日に1回。
入浴剤:添加無し
消毒:あり。衛生管理のため塩素剤を通年使用。
※「社団法人 日本温泉協会」の「温泉利用証」から。4人が参考にしています