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雪ささの湯は、一度は訪ねてみたいと思っていた温泉だったが、関越は通っても三国峠などほとんど通らないのでなかなかその機会がなかった。今回は、月夜野ICから三国峠を越えて訪ねた。
受付には誰もいなかった。本当に誰もいない。受付にあるチャイムを10分ほど鳴らし続けたところ、ようやく青いつなぎを着たスタッフが現れた。受付にスタッフが要らないほど客が来ないということか。しかも現れたスタッフは、たまたま通りかかった裏方だろう。
入浴料は900円(割引券があれば700円)。
内湯は4m×4.5mの大きさで、湯温は43度弱というところ。泉質はカルシウム、ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉、赤茶色のお湯だ。飲んでみると強い塩味と金属的渋みを感じる。オーバーフローはしておらず、サイホン式などで排出していると思われる。壁や天井や湯舟の縁に木を使いお湯の色との調和を図っているが、壁のところどころに黒いカビが浮き出ていて興ざめではある。
隣接して屋根付の露天風呂がある。湯舟は内湯と同じ形、大きさで、湯温は39度ほどか。湯舟の縁が広く取ってあるうえ、半身浴のための座るところもあって、長湯ができるよう配意されているようだ。
この日、先客は1名いたが後続は無く、ほとんど貸切状態で過ごすことができた。もちろんそれをねらって苗場のオフシーズンの平日午前中に行ったのだが、玄関先の「休業日 毎週木曜日、金曜日」という張り紙を見ると、私が訪ねない時はもっと流行って欲しいと願わずにはいられなかった。14人が参考にしています