口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2013年10月18日)
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道後温泉の奥まったところに佇む、総檜造りの風雅な和風旅館。一泊二食付きで、利用して来ました。この日は、3階の「紫陽花」の間に宿泊。10畳次の間広縁付きで、部屋に入ってすぐの所につくばいがあって驚きます。荷ほどきして浴衣に着替え、1階の大浴場へ。10人サイズの石造り内湯には、無色透明のアルカリ性単純温泉[源泉名:道後温泉第一分湯場(第7,13,14,15,17,19,21,24号源泉)]がかけ流し。PH9.1で、肌がツルツルする浴感です。湯温は41℃位。続いて、外の露天風呂へ。6人サイズの石組み浴槽で、木が茂り外からの目隠しとなっています。周りが高いビルなので、仕方ないですが情緒がありました。湯上がりには、サービスの生ビールも堪能。夕朝食は部屋で。旬の食材をふんだんに使い、まるで小さなお盆の中に輝く宝石を散りばめたようです。仲居さんの一品一品の説明も良い。「来島海峡の鯛…」と聞けば、テンションが上がります。「失礼ですが、松茸は韓国産」には、笑いました。夕暮れの道後の街を望みながら、美食に一献。最後の一膳まで美味しかったです。翌朝、起きてからまず大浴場で朝風呂を満喫。戻ったら、部屋で朝食を頂きます。オーソドックスな和食膳ながら、イカ刺しも付いて品数も多く美味しいです。食後は、部屋風呂へ。1人サイズの高野槙造りの内湯には、温泉が引かれています。好みの温度にして、チェックアウトのギリギリまでのんびり湯浴みを楽しめました。
6人が参考にしています
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道後温泉でありながら、宿泊に人数も限られたお宿です(個人的には道後というと大規模イメージがあって)。料理は奇をてらうものではなく、美味です。
なお、欠点は、場所が分かりにくいこと。5人が参考にしています
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ここ道後。温泉街高台に建つこの宿は、数奇屋風の外観と層をなす瓦が美しく映える。その格調高い佇まいは老舗の風格を見せつける。大型施設の宿が大半の道後では、異色の存在である。
館内も総檜造りのしつらえで気品あふれる高級志向を貫いたこだわりの空間である。こぶりな中庭は、石灯篭や路地行灯など配しており、建屋との調和も良く風情を感じさせられる。
通された客室は3階。8畳程の主室に次の間付き。館内同様に洗練されたしつらえで本床には松山ゆかりの俳人の軸が下がる。天井など細部にまで凝った造りは、様々な手法が駆使され日本建築の粋を思わせ見事。広縁からの眺めも上階だったので良く、市内を一望できた。(木風呂付き)
温泉は単純泉。開放感のある檜と御影石造りの大浴場は、雅びな趣きがある。屋外には小ぶりながら丹精された庭に岩露天。静かな環境の中での入浴は心地良く温泉情緒を味わえた。また湯上りには、生ビールのサービスもあり嬉しい限りである。
客室で戴く料理も良い。ひと皿、ひと椀に旬を盛った懐石膳は、瀬戸内の魚介と地の素材を巧みに調理しており「その持ち味を生かして出す」といった感じ。簡単なようだが、難しい。包丁人の冴えひとつである。味付けも程好く、質、量とのバランスも良い。美味しく戴けた。
ほのかにたきしめたお香とさりげなく飾られている草花などに迎えられる。接客はもちろん料理や軸、置物など旬の風情を大切にし心つくしを添えたもてなしは素晴らしい。道後屈指の宿泊料金で高めだが、十分に満喫、満足できた良宿である。(評価はあと五千円程安けりゃ5点満点。-1=4点。)3人が参考にしています
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