きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
- 並び順
-
口コミ最新投稿順 |
口コミ点数の高い順
-
標高650mの山深くに建つ、7つの湯が湧く秘湯の宿。およそ25年ぶりに、一泊二食付きで利用して来ました。豪雪地域ゆえ、毎年5~11月の半年しか営業できません。日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。この日は、別館の6畳間に宿泊。湯治宿の雰囲気です。
浴衣に着替え、早速湯めぐりへGO。温泉は全て源泉かけ流しで、5つの露天風呂と2つの内湯で楽しめます(ただし「滝の湯」は女湯)。しかも、全ての露天風呂は湯槽の底や脇から源泉が湧き、内湯も直接引いた源泉を注ぐ贅沢さ。先ずは、混浴露天風呂「大湯」へ。本館他7つの宿泊棟の奥、石坂を下ります。屋根付き15人サイズの石造り浴槽には、うっすら緑がかった透明のナトリウム・カルシウムー塩化物泉(源泉名: 大湯)。源泉47.9℃を、湯温46℃位で。PH6.6で、さらりとした浴感です。
次は川沿いに少し下り、混浴露天風呂「疝気の湯」へ。6人サイズの石造り半円形浴槽には、ナトリウム・カルシウムー塩化物泉。源泉49.8℃を、湯温42℃位で。ところが、アブがうるさく退散。
続いて、別館と夏油館の間の細道を通り、石段を下りて混浴露天風呂「真湯」へ。屋根付き12人サイズの石造り浴槽には、ナトリウム・カルシウムー塩化物泉。源泉55.1℃を、湯温42℃位で。湯の花も舞う、肌スベの湯。川のせせらぎと森の緑に癒されました。
ちなみに、対岸に混浴露天風呂「女(目)の湯」がありますが、台風で土砂が入ってしまい、残穢ながら使用できませんでした。
そろそろ夕食の時間。大広間「楓乃間」で、山菜等の山の幸の他、刺身や天ぷらも並びます。
就寝前に、内湯「小天狗の湯」へ。本館から渡り廊下を通ると駒形館、嶽館に行く途中の右側です。清潔感ある、木造りの脱衣場。12人サイズの石造りL字形浴槽には、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(源泉名: 小天狗の湯)。析出物で棚田状になった床に、サラサラとオーバーフローしています。源泉45.9℃を、湯温40℃位で。PH7.3ながら、肌がスベスベする浴感。口に含むと、少ししょっぱい。茶色の湯の花も舞っています。久々にトド寝して満喫しました。
翌朝は、本館の階段を下りたところにある内湯「白猿の湯」へ。二面ガラス窓で明るい浴室には、カランが2人分ある洗い場。10人サイズの内側タイル張り石枠岩風呂には、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉[源泉名: ラジウムの湯(白猿の湯)]が満ちています。源泉67.8℃を、湯温39℃位で。PH6.9で、肌に優しい浴感でした。
この後、朝食は大広間でバイキング。早々に切り上げ、チェックアウト時間ギリギリまで露天風呂巡りを満喫しました。 -
秋田自動車道の湯田IC.から、車で約10分。自然に囲まれた、湯川温泉の閑静な宿。平日の夕方、およそ3年半ぶりに温泉博士の特典を使ってタダで(通常は入浴料500円)、日帰り入浴して来ました。
宿泊客が到着しそうな時間でしたが、日帰り客にも丁寧な対応。ホスピタリティの高い宿です。玄関から左手に、ずぅ~っと廊下を奥へ。和の情緒溢れる館内。間もなく、右側に、男女別の大浴場が現れます。籠と棚だけの脱衣場。浴室に入ると、5人分のシャワー付カランがある洗い場。8人サイズのタイル張り石枠内湯には、うっすら緑がかった透明のナトリウムー塩化物・硫酸塩泉[源泉名:湯川温泉(ふる里の湯)]が、源泉かけ流しにされています。源泉56.6℃を、加温・加水無しで湯温41℃位に調整。PH8.0で、肌がスベスベする浴感です。蛇口からチョロチョロと出る源泉を、口に含むと少ししょっぱい。
続いて、外の露天風呂へ。10人サイズの屋根付き石造り浴槽で、湯温は40℃位。かなり深いですが、肩までゆっくり浸かれるように、腰掛けの石が沈んでいます。目の前に流れる清流を眺めつつ、貸切状態でまったり。でも、アブに邪魔されて長くいられませんでした。前回同様、寒い季節に雪見露天がいいかなぁ。一度泊まって、四季折々の旬の素材を用いた創作料理も、味わってみたいです。
主な成分: ナトリウムイオン507.6mg、塩素イオン506.3mg、硫酸イオン306.7mg、炭酸水素116.3mg、メタケイ酸84.1mg、成分総計1.608g -
大仙市南外の楢岡川沿いに建つ、大正時代に開業した老舗の温泉旅館。平日の午後、近くを通りかかったらナビに出たので寄ってみました。
梯子が建物にかけられ、「営業中」の大きな看板が無ければ、通り過ぎていたでしょう。それ位、鄙びた雰囲気。ここ神ノ湯温泉には、以前宿が三軒あったそうですが、今はこちら一軒のみ営業とのこと。「男湯はまだ上までお湯が張れてないですが、いいですか?」と聞かれ、迷わずOKと即答。入浴料150円に、思わず安っ!と言ってしまいましたが、女将さんは何も無い所なのでと謙遜されます。
玄関から右に進むと、左側に男女別の浴室。籠と棚だけがある、簡素な脱衣場。洗い場は狭く、カランは2人分です。アメニティは、固形石鹸のみ。5人サイズのタイル張り内湯には、うっすら緑がかった透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名: 神湯館)が、かけ流しにされています。源泉43.8℃を、震災前はそのまま供給していましたが、今は加温しているそうです。湯温は43℃位。加水はしていません。PH8.4で、肌がややツルツルする浴感。石膏臭がします。窓の外は、田んぼと森の景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン1110mg、カルシウムイオン506.0mg、塩化物イオン1961mg、硫酸イオン978.4mg、メタケイ酸47.3mg、成分総計4.65g -
平成4年から大仙市(旧南外村)にオープンした、入浴や宿泊設備を備えた地域交流施設。平日の午後に、前を通りかかったので、日帰り入浴して来ました。
入浴料300円は券売機で。受付から左に進むと、右側に男女別の大浴場。脱衣場には、鍵付きロッカーが並んでいます。明るい浴室で、7人分のカランがある洗い場。シャンプー・ボディソープも備え付け。14人サイズのタイル張り石枠内湯には、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名: 松木田温泉第1号・第2号混合泉)が満ちています。源泉47.3℃を、加温・加水なしで42℃位に調整。循環濾過ありですが、塩素臭はしません。PH8.3で、肌がややスベスベする浴感。口に含むと、少ししょっぱくてまろやかな味。奥に、ジェット水流が2本出ています。手前はジャグジーで、ブクブクが凄くてオーバーフロー。入口横には、打たせ湯2人分とサウナ。これで、料金300円は安いです。
主な成分: ナトリウムイオン1028mg、カルシウムイオン489.1mg、塩素イオン1767mg、硫酸イオン1048mg、成分総計4473.5mg -
正保元年(1647年)開湯した、歴史ある岩倉温泉の一軒宿。日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料400円は、玄関左側の帳場で。広いロビーの正面奥に、中庭が見えます。その池に、見事な錦鯉。中庭を右から回り込むように、廊下をコの字に進んで、別棟の男女別大浴場へ。籠と棚だけのシンプルな脱衣場。浴室は小ぶりで、洗い場のカランは2人分しかありません。奥に、4人サイズのタイル張り内湯。うっすら青みがかった透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名:岩倉温泉)が、かけ流しにされています。源泉58.3℃を、湯温41℃位で提供。脱衣場に、窓の開閉で温度調整していると書かれています。浴槽の奥、石灯籠の下に竜頭の湯口。白い温泉成分の析出物がこんもり付着して、もはや白竜のようになっています。触ってみると熱く、湯温にして44℃位。なめてみると、少ししょっぱいがまろやかな味。この湯口は男女共用で、往き来は出来ませんが、奥の方で女湯と繋がっていました。PH7.7で、肌がややスベスベする浴感。窓の外には裏山。ずっと貸切状態で、古の良泉を堪能しました。
主な成分: ナトリウムイオン1106mg、カルシウムイオン491.5mg、塩素イオン1915mg、硫酸イオン958.5、メタケイ酸49.6mg、成分総計4.58g -
抱返り渓谷の上流に位置し深い山の中に佇む、全客室に露天風呂が付く夏瀬温泉の一軒宿。平日の午前中、およそ4年ぶりに日帰り入浴して来ました。
国道46号線から、5km以上も未舗装の山道を走ります。神代調整池が見えて来ますが、ガードレールは無し。付近ではカモシカも出ると、看板が立っています。何とか到着すると、雨が降っていたため、日帰り客にもかかわらず、駐車場までスタッフの方が迎えに来てくれました。ホスピタリティが高い宿ですね。以前は建物左側の、日帰り入浴専用入口から入館しましたが、雨天により正面玄関からどうぞと案内。入浴料540円はフロントで。館内のインテリアが、とてもお洒落です。
フロントから右に、中庭を望む廊下を抜け、右折して大浴場「桃源の湯」へ。木造りの湯小屋。左側が、男湯「おどごの湯っこ」です。籠と棚だけのシンプルな脱衣場。浴室右側は、POLA製のアメニティを完備する洗い場があります。その向こうに、4人サイズの木造り内湯が2分割。共に、無色透明のナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉(源泉名: 夏瀬温泉)が、かけ流しにされています。源泉40.3℃を、手前はそのままの温度で、奥は湯量を絞って38℃位のぬる湯で供給。PH8.3で、肌に優しい浴感です。湯口の蛇口には、塩の結晶のような白い析出物がこんもり。口に含むと、ほのかな石膏臭がして、まろやかな味がします。熱くなったら、横に置かれたデッキチェアでクールダウン。都ならぬ時間を忘れて、しばしまったり。ほとんど貸切状態で、かけ流しの湯を満喫できました。
主な成分: ナトリウムイオン252.2mg、カルシウムイオン192.6、硫酸イオン860.7、メタケイ酸42.0mg、成分総計1.486g -
男鹿半島沖で漁をする底引き網漁船「萬盛丸」を所有する網元の温泉宿。日曜日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料350円(通常550円のところ、あきた日帰り温泉本の特典で200円割引)はフロントで。玄関から左に進み、突き当たりのエレベーターで2階へ。まず貸切露天風呂がありますが、その右側の廊下を進んだところに、男女別の大浴場があります。男女入れ替わりのようですが、この日は左側の浴室を利用。脱衣場には、小さいながら無料の鍵付ロッカーも有ります。二面ガラス窓の浴室に入ると、木と石で造られた洗い場。その奥に、12人サイズの石造り内湯があります。浴槽の縁が、析出物で白茶色にコーティング。無色透明のナトリウムー塩化物泉(源泉名: 男鹿ホテル温泉)が、加温・加水なしでかけ流しにされています。源泉52.3℃を、湯量を絞って40℃位で供給。表面には、油のような膜が浮いています。PH6.4で、肌がややツルツルする浴感。口に含むと、しょっぱ旨い。日帰り入浴開始直後だったので、しばし貸切状態で満喫できました。一度、自慢の料理も味わってみたいです。
主な成分: ナトリウムイオン1317mg、カルシウムイオン233.5mg、塩素イオン2145mg、硫酸イオン219.5mg、炭酸水素イオン900.0mg、成分総計5.5062g -
JR五能線のあきた白神駅から、車で約15分。日本海の砂浜が広がる小高い丘に佇む、世界自然遺産「白神山地」を望むホテル。日曜日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料500円は、正面玄関から左手のフロントで。そのフロントの後ろに回り込むように左に行くと、大きな暖簾が掛かった大浴場があります。棚と籠だけのシンプルな脱衣場。貴重品は、浴室手前のBOXへ預けます。一面ガラス張りの明るい浴室。14人サイズのタイル張り石枠内湯には、うっすら緑がかった透明の温泉法第二条適合泉(源泉名: 潮浜温泉)が満ちています。源泉20.6℃を、42℃位に加温。PH8.9で、肌がツルツルする浴感です。メタケイ酸を79.4mg含んでいる影響でしょうか。口に含むも、無味無臭。おそらく循環濾過ありと思われますが、塩素臭はしません。露天風呂はありませんが外に出られ、板張りのデッキでクールダウン。ほとんど貸切状態で、のんびりできました。湯上がりに、休憩室が利用できるのもいいですね。成分総計278.9mg -
国道101号線を南下し、JR五能線の陸奥岩崎駅を過ぎると間もなく現れる鄙びた温泉宿。日曜日の午前中、日帰り入浴してみました。
笹内川のほとりに建つ、中華そば屋のような外観。玄関が開いていて、暖簾が掛かっていますが、館内は静まり返っています。営業しているのかな?と、疑心暗鬼で挨拶してみましたが、受付は無人で誰も出て来ません。「入浴料300円を箱の中へお願いします」と書かれているので、居ない時は料金箱にお金を入れて入るようです。
玄関から真っ直ぐ奥へ進み、突き当たりを右折。意外と、奥行きがある建物。更に廊下を奥へ奥へと進むと、男女別の大浴場があります。ところが、男湯には「清掃中」の立札。もちろん、浴槽は湯が抜かれ空っぽ。あちゃ~、さっきお金入れちゃったよと、宿の人を呼ぼうと声を上げるも、だぁ~れも居ません。困ったなとウロウロしてみると、女湯の前に「只今 男性が入浴中」と書かれた札を発見。これを入口に置いて、女湯の方に入らせてもらいます。
8人サイズのタイル張り内湯には、うっすら茶褐色に濁ったナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(源泉名: 白神温泉 静観荘)がかけ流し。源泉36.5℃を、38℃位に加温。PH6.9で、肌がややツルツルする浴感です。浴槽の縁は、温泉の成分で茶色に変色。勢いよく出ている湯口の湯を口に含むと、鉄臭がして炭酸味の後、ちょっとしょっぱい。窓の外は、五能線の線路。タイミングが合えば、入浴しながら列車の通過を見られそうです。ただ浴室は、タイルのメジから苔が生えていたり、天井の塗装が剥がれ落ちていたりと、潔癖症の人にはちょっと厳しいかな。結局ずっと貸切状態で、最後まで誰にも会うことなく宿を後にしました。
主な成分: ナトリウムイオン1933mg、カリウムイオン82.5mg、総鉄イオン1.0mg、塩化物イオン1145mg、炭酸水素イオン3102mg、硫酸イオン420.7mg、成分総計7.519g -
津軽の西海岸に建つ、ヨーロッパヨ調のリゾート施設。日曜日の午前中、温泉博士の特典を使ってタダで(通常は入浴料500円)、およそ5年ぶりに日帰り入浴して来ました。
受付から左手に、男女別の大浴場。籠と棚だけのシンプルな脱衣場。鍵付ロッカーはありません。開閉式ガラス窓の明るい浴室。11~3月の冬季は、開閉しないとのこと。タイル張り内湯は、大小に2分割。共に、うっすら緑がかった透明のナトリウムー塩化物強塩温泉(源泉名: 鍋石温泉)が満ちています。毎分461L掘削自噴する源泉。泉温50.2℃を、左側の10人サイズの浴槽は41℃位で供給。PH6.4で、さらりとした肌ざわりながら、上がってから海水のようにベタベタします。右側の5人サイズの浴槽は、湯温42℃位。ライオンの湯口から注がれ、口に含むとしょっぱい。開け放たれた窓から、素晴らしいオーシャンビュー!! 椿山や行き交う船を眺め、まったり湯浴みできました。保温効果が高く、上がってからも体がポカポカしますよ。
主な成分: ナトリウムイオン7898mg、マグネシウムイオン976.0mg、カルシウムイオン732.2mg、塩化物イオン15040mg、硫酸イオン1657mg、炭酸水素イオン971.5mg、メタケイ酸227.4mg、成分総計28.363g