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この8月7日にグランドオープンした温泉です。ホームページからは伏石店から移設したように読み取れるのですが、ボディケアのみが移設したのであって、温浴施設としては両方共に営業するとのことでした。道路に交通整理の係が立って誘導していたので、満員御礼かと思ったのですが違いました。広大な駐車場は、かなり空きスペースがありました。駐車場入口の設定が悪く、東側からのアクセスは良いものの、西側からは信号も右折レーンも無い道路の切れ間から無理に曲がろうとすることになっていました。次の信号から香川大学のキャンバスを迂回するように誘導しないと、大渋滞を引き起こしてしまいそうな立地となっています。ここを1409m掘って泉温38.3℃、ph7.7の温泉が湧いたとのことですが、アクセスに難有りと見ました。
下駄箱の鍵にバーコードが付いていて、食事等の精算はバーコードで行い、帰りに入浴料込みで全額精算するシステムです。また、追加料金となる岩盤浴の部屋へも、このバーコードでドアが開くようになっていました。会計は自動精算機に並ぶ仕組みになっていますが、この機械では現金の他はJCBしか扱えず、VISAやMasterはフロントでの精算になりました。2~3年後にインパウンドが戻ってきても、海外からの集客は考えていないようです。
開店祝いの花が至るところに並べてあります。胡蝶蘭をリクエストしているようですが、造花では無く本物でした。岩盤浴の部屋には、クールダウン用に人の背丈もあろうかの巨大なかき氷が作られています。風呂場は2階になりますが、階段脇にはボルタリングです。この温泉では、子供の集客によって親世代も引き込む戦略でしょうか。2階の軽食コーナーには、充電用のコンセントがありました。USBのコネクタも付いています。休憩室には、個室となるスペースが有り、体重で変形する柔らかいクッションとは別に床もマットが敷かれています。このパターンであれば静かに巣籠もれる空間をイメージしますが、子供達の運動場と化していました。親子三世代で訪れても一日中遊べるとのコンセプトが、世間一般にどこまで受け入れられるかは、大きな賭けだと思います。少なくとも、新しい生活様式に真っ向から逆行する、大声で密集する家族をターゲットとするのは、もう少し後でも良いのではと思いました。
新型コロナウィルス対策として、マスク着用ですが、館内はマスク無しで遊び回る子供が多かったです。そう言うコンセプトの温泉となっています。
内湯は、大きな湯船を炭酸泉にしています。端には3席の電気風呂を設け、強中弱と強さを変えていました。この湯船の隣は、熱湯の湯船としています。ジェット水流の湯船は、腿背手と種類を変えたジェット水流の座湯です。ジェット水流を当てる場所ですが、手は突っ込むスペースがあり、掌へ集中的な水流でした。水風呂は、2つの湯船があります。20℃の湯船は底から泡のバイブラとしていましたので、表示されている温度よりも冷たく感じました。もう1つは「極」と書かれて14℃位の深い湯船です。半端無く冷えますので、身体がロボットのようにしか動かなくなります。
露天風呂は、大きな岩風呂にのみ天然温泉を使っていました。消毒剤が多めの感じですが、濃いナトリウム味がしっかりと残っていました。ひなた湯と名付けた円形の湯船は、ぬるま湯になり、副交感神経に作用するとのことでした。壺湯は4つありました。寝転び湯は、薄く湯を張っています。寝転び湯へのエントリーは、足湯になっていました。
食事の注文はタブレットで行うようになっていて、更にバーコードは各机に設置されているバーコードリーダーを使って自分で読み取るようになっていました。なんなり御膳を頂きました。刺身三種、天ぷら(海老・野菜) 、魚のあら煮、握り寿司三貫、ミニうどん、小鉢、茶碗蒸しのセットです。魚のあら煮は、後から出てきました。身が骨からポロリと外れるまでに煮込んであります。デザートに、抹茶プリンパフェを頂きました。この器で固めたプリンに、白玉あずき,サクランボとホイップが載っています。
シャンプー,コンディショナー,ボディソープ付き850円。お盆ですが、平日料金でした。無料鍵付きロッカー有り,無料ドライヤー有り,露天風呂有り。13人が参考にしています