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「ユタンドコウセン」と読みます。名勝「猿橋」の近く、葛野川沿いに湧く鉱泉。土曜日の午後、初めて訪れてみました。
名前の由来は、昔足腰の立たなかった人が、この湯に浸かって立てるようになったからだとか。今も、登山で足を捻挫した人が治ったといわれています。
江戸時代の開業とのことですが、鄙びた看板が表通りに一つあるだけ。ナビで設定してもたどり着けない位、場所もわかりにくいです。大きな赤い鉄橋(高速)下近くにある、市営グランド入口のバス停から、川原へ向かう細い道を進んだ突き当たり。駐車場がないので、車で来た場合は赤い鉄橋の近くの駐車場に停めて、100m程歩くといいでしょう(前まで行くと、帰りはバックで戻ることになります)。
民家のような外観で、建物には看板なし。営業中の札が掛かっていて、やっとここだ!と分かります。入浴料1000円は女将さんに。玄関から左手に廊下を進み、畳敷きの休憩室を通り抜け、カーテンの向こうに続く廊下の左側に、男女別の浴室があります。
棚にプラ籠が並ぶ、素朴な脱衣場。湯気抜きのある高い天井の広い浴室に入ると、シャワー付カランとカランのみが一つづつある洗い場。アメニティもあります。
木の蓋がされた、2人サイズのタイル張り内湯には、無色透明の鉱泉(分析書なし)が満ちています。湯温が40℃位とぬるめだったので、加温蛇口を捻って、かけ流し状態に。肌がややスベスベする浴感です。飲泉コップもあり、口に含むも無味無臭。ずっと貸切状態で、まったりできました。
隣の浴室(多分女湯)との仕切り壁が低く、背の高い人なら見えてしまいそう。湯上がりに、休憩室でお茶でもと思いましたが、ハイキング帰りの団体さんが来た為、早目に後にしました。13人が参考にしています