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投稿日:2014年3月18日
奇跡の銭湯…間もなく閉館 (今治ラヂウム温泉(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2014年3月16日 / 2時間以内]
44.0点
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33.0点
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55.0点
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今治市の繁華街共栄町に佇む、昭和2年に建築された西洋風の外観が特徴的な銭湯。日曜日の夕方、初めて訪れてみました。オランダの設計技士に依頼してできた建物は、1階が浴室、2階は大ホール、3階はホテル「青雲閣」となっていましたが、現在は1階のみ公衆浴場として営業。第二次世界大戦時に、この辺りは戦火に見舞われそうですが、教会と間違われて爆撃を免れたという逸話が残っています。入浴料は、銭湯料金の360円。立派な番台の右側が男湯です。脱衣場のロッカーには鍵が無く、鍵を借りる場合は200円を預り金として払うと、帰る時に返金されるシステム。レトロな入口から浴室へ。6角形のドーム型天井が、とても高い。中央には、タイル張り浴槽が4分割。手前が低周波電気風呂で、奥はジェット風呂。真ん中は、左側に高温湯(41℃位)、右側は低温湯(39℃位)となっています。また、左手の壁際には泡寝風呂(変わり湯)がありますが、水のような冷たさでした。右手の窓際には、サウナ用の水風呂。露天風呂もありますが、お湯は張られていませんでした。カランは今ではほとんど見かけなくなった旧式のものが並び、正にテルマエロマエの世界。とはいえ、老朽化は避けられず、壁のペンキは所々剥がれ落ちています。そして残念なことに、この3月30日で閉館となる予定。87年の歴史に幕を閉じるのだとか。この歴史ある浴場に入れるのも、あとわずかとなってしまいました。是非訪れて、ノスタルジーに浸っていただくことをオススメしたい。
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