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長湯温泉街の外れに位置する旅館で、建物は比較的新しい。浴室の前には3日間温泉に浸けたという黄土色の壺が置いてあり、かなり濃厚そうな感じがして期待感が高まってきました。脱衣所、浴室共にスペース的にはかなりゆったりとした造りです。分析表を見ると、炭酸水素イオンが多いのは長湯温泉の特徴ですが、マグネシウム、カルシウムにカリウムイオンが異常に多いのは珍しく、更にわくわくしてきました。浴室に入ってみると、かなり広い内湯に湯船が2つ、それと数人用の露店風呂もあり、どちらにも緑色の濁り湯が大量に掛け流されていました。湯温は内湯が42~43℃、露店風呂は40℃程度で長湯が可能です。事前の情報で、お湯の表面に割れる程の膜が張るということを聞いていましたが、私が訪れた時はそれほどでもなく、内湯の片方の湯船に多量の白い結晶が浮いている状態でした。ただ、その感触はパリパリした感じで、浴槽の縁には多量の結晶が付着していました。露店風呂の明るく長閑な雰囲気と個性的な泉質、是非おすすめしたい旅館です。
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