-
角間温泉の3つある共同湯のうち、宿のある中心地から一番離れた場所にあります。こちらは、地域の方と泊まり客だけに開放されているとのことで、宿泊先の宿で専用の鍵(3湯共通)を借りて行ってみました。小さな湯小屋の中に入ってみると、脱衣棚と浴室が一体となった昔ながらの造り。3人サイズのコンクリート造り浴槽は、内側を水色にペイントしています。タイル張りの床に座り、何度もかけ湯して湯尻から入湯。44℃位ある、無色透明のナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(源泉:薬師の湯とみろくの湯の混合泉)は、最初熱いものの入ってしまえば不思議と大丈夫。含ヒ素石膏弱食塩泉と板に書かれた分析表は、所々消えかかっていますが、風情を感じます。ほんのり石膏臭がして、さらりとした肌ざわり。底に茶色の綿状の湯の花も見られます。夜9時位でしたが誰も訪れてなく、とっても静か。新鮮なかけ流しの湯に一人浸かり、正に至福の時を過ごせました。
4人が参考にしています