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今年4月にオープンした道の駅の温泉です。椿温泉は歴史ある湯治場ですが、ここのところ寂しい話題が多かったところです。椿温泉に活気をもたらすべく道の駅が開かれました。末長く頑張ってもらいたいと思います。
さて、こちらの温泉ですが、入り口が簡単な軽食コーナーと物産コーナー、道の駅の受付となっていまして、温泉の券売機もこちら。新築の木の匂いが香ばしいですね。道の駅の受付が温泉の受付にもなっています。こちらで券を渡しまして、靴を脱いで奥に入ります。脱衣所はロッカーが大きめで、採光が上手にとれているからか広く感じられます。浴室ですが、内風呂のみで浴槽は2つです。御影石でできた広い浴槽は源泉加温かけ流し、木の浴槽は1人用の源泉非加熱かけ流しとなっています。石風呂は40℃ほど、木の風呂は30℃ほどでした。「蓬莱湯」と呼ばれるあっさり系の湯でした。単純硫黄泉ですが、硫黄の香りは弱め。肌のつるつる感も控え目でした。どちらの浴槽も塩素消毒はしていませんし、特に加温浴槽はオーバーフロー多めでした。逆に非加熱浴槽は、源泉がポタポタと落ちてくる程度でして、源泉自体の温度はそれなりにあると思うのですが、浴槽では冷めきってしまう展開です。このあたりは湧出量の限界かもしれませんが、もう少し溢れる湯を堪能できればと思います。
とはいいましても、気軽に椿温泉のよさを楽しめるところができてくれたのは嬉しいです。ちなみに備品の石鹸類は資生堂のTSUBAKIシリーズで、洒落が効いていると思いつつも、「500円の料金で大丈夫かな」と心配になるほどのサービスのよさでした。国道42号線沿いの目立つ場所にありますし、通りがかりに立ち寄り湯なんて使い方をしても損はさせない良好な施設であると思います。1人が参考にしています