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1942年(昭和17年)築の本館と別館が国の登録有形文化財に指定されている国民宿舎。日曜日の午後、日帰り入浴して来ました。箱根登山鉄道の強羅駅から、一般通路という地下道を抜け、駅の裏手に出ます。左手の坂を上ること、徒歩約5分で到着。敷地のまっすぐ奥へ延びた道の右側に建つ本館で、入浴料1000円を払うと、ご入浴は1時間位でお願いしますと言われます。入口近くに建つ、きれいにリニューアルされた総檜造りの温泉棟へ。和みの「木風呂」と野趣豊かな「岩風呂」があり、この日男性は岩風呂でした。脱衣場もとてもきれいで、木の温もりを感じます。浴室も天窓から光が射し込み、とても明るい。アメニティはDHCでした。自然石をふんだんに配した、10人サイズの石造り内湯には、うっすら緑白色の酸性-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(源泉名:大涌谷温泉蒸気造成混合泉3号泉)が、かけ流しにされています。湯温は42℃位。PH2.2ながら、肌に優しい浴感です。硫黄の匂いに包まれ、至福の時を過ごせました。タイミングが良かったのか、貸切状態だったのも良かったです。一度は泊まってみたいと思える宿でした。
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