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市営露天風呂よりも上にある旅館です。日本秘湯を守る会の提灯がかけられていました。秘湯というほどアクセスが難しいところではありませんが、とにかく高所にありますし麓からの距離もかなりあるので秘湯と言えば秘湯かもしれません。
受付で入浴をお願いし、浴室に向かいます。脱衣所は脱衣籠のみ。ちょっと狭くて薄暗いです。浴室は内湯1つ露天1つの湯舟です。白く濁ったナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉は自家源泉で53.1℃、湧出量は250L/minを誇ります。物質量は3.104g/kgと濃いめ。温度高めで投入量が多いです。浴槽の大きさの割にザブザブ入れて、垂直に立てられたパイプからオーバーフローさせています。肌のべたつきが顕著で、温まりもよいのでこれからの季節に向いているかと思います。
大将でしょうか、まだまだお若く威勢のよさげな方がしっかりと仕切って切り盛りされている様子で、この調子なら向こう数十年は大丈夫だろうと頼もしく思えました。0人が参考にしています