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横浜市鶴見区に位置し、京浜急行本線の生麦駅から徒歩で約3分。国道15号線沿いの大黒町入口交差点そばに佇む、昭和3年に創業した社寺風の温泉銭湯。思わず見惚れてしまう、風格と歴史ある外観。二段になった千鳥破風屋根の懸魚は、上が蓮の花、下は鶴と松の彫刻でしょうか。平日の午後、利用してみました。
中に入ると、ノスタルジックな松竹錠の下駄箱で、鍵も木札です。入浴料470円は番台で。コインレス鍵付き木製ロッカーがある、高い格天井の脱衣場。ドライヤーは20円、またレトロなマッサージ機も20円です。
浴室に入ると、手前に固定シャワー付カランが並ぶ洗い場。その奥に、4人サイズのタイル張り内湯が4槽あります。左側はジェット水流付「超音波気泡座風呂」は湯温40℃位で深く、左から2番目はジャグジー付「赤外線風呂」で湯温が41℃位。こちらは、いずれも白湯です。
右側の2つが温泉浴槽で、黒褐色に濁ったナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉[源泉名: 横浜温泉(朝日湯)]が、かけ流しにされています。泉温16.5℃を加水なし・加温ありで、右から2番目は42℃位、1番右側は44℃弱位で供給。いずれも、弱い超音波気泡装置付です。
さらに、左側のサウナ横にあるメインの源泉水風呂へ。2人サイズのタイル張り内湯で、非加熱なので湯温は20℃位。PH8.4で、肌がスベスベする浴感です。蛇口からチョロチョロと注がれ、口に含むと少甘味。透明度は、5cm位でしょうか。
壁の絵はペンキ絵ではなく、山と湖から流れ出す渓流の写真パネル。そこだけこの銭湯の雰囲気にマッチしない気がしますが、温冷交互浴でかけ流しの黒湯を満喫できました。
主な成分: リチウムイオン0.021mg、ナトリウムイオン235mg、マグネシウムイオン7.94mg、カルシウムイオン13.9mg、ストロンチウムイオン0.088mg、バリウムイオン0.007mg、全鉄イオン1.5mg、アルミニウムイオン0.026mg、マンガンイオン0.04mg、フッ素イオン0.32mg、塩素イオン17.0mg、硫酸イオン17.3mg、炭酸水素イオン647mg、炭酸イオン36.6mg、硝酸イオン5.1mg、リン酸水素イオン3.3mg、メタケイ酸62.4mg、メタホウ酸2.84mg、成分総計1074mg39人が参考にしています