-
投稿日:2015年8月20日
目に効くオール5温泉 (奥湯沢 貝掛温泉(かいかけおんせん))
きくりんさん [入浴日: 2015年5月21日 / 2時間以内]
55.0点
-
55.0点
-
55.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
清津川の支流、勝沢川のほとりに湧く貝掛温泉。鎌倉時代に白雲禅師により開湯され、戦国時代には上杉謙信の隠し湯、江戸時代には眼病に効く温泉として知られる古湯。この自然豊かな地に佇む、江戸時代に開業した老舗の一軒宿。日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。平日の午前中、およそ25年ぶりに日帰り入浴してみました。
以前は、大学の友人とスキー帰りに雪の中訪問。温泉と蕎麦を頂き、帳簿に記帳したところ、その後10年以上に渡り、年賀状を送って頂いていました。そんな心遣いを感じる素朴な宿でしたが、さすがに久々に訪れると綺麗にリニューアル。宿の手前の細い橋は当時と同じですが、今は情緒ある古民家風の建物で、駐車場も広々。入浴料は通常1000円ですが、この日はまっぷる首都圏日帰り温泉の特典で、200円割引で入浴できました。
玄関左側の帳場で受付を済ませ、奥へと廊下を進んだ突き当たりに、男女別の大浴場があります。棚に籐籠が並ぶ脱衣場(貴重品BOX有)には、ドライヤーも完備。湯気抜き窓がある、梁が剥き出しになった、高い天井の浴室。左側に、5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なもの。石造りの内湯が、2つあります。
まずは、奥にある11人サイズの浴槽から。無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名:貝掛温泉)が、源泉かけ流しにされています。自然湧出の源泉36.2℃を、手を加えることなく、そのまま供給。PH7.7で、肌に優しい浴感です。口に含むと、ほのかな塩化物臭がして弱塩味。また、目を洗ってみるとサッパリ。不感温帯の為、ウトウトしていたら、泡付きも見られました。
隣には、4人サイズの加温浴槽があり、湯温は42℃位。交互浴が、気持ちいい。露天風呂は、20人サイズの源泉岩風呂と、4人サイズの加温岩風呂がありますが、清掃中で入れなかったのは残念。昔は、内湯と離れた廊下の突き当たりにあり、冬は宿の方がやめておいた方がよいと言う程、冷たかったのを思い出します。湯は、当時も今も変わらぬ名湯。日本温泉協会の温泉利用証も、文句なしのオール5でした。
主な成分: リチウムイオン1.5mg、ナトリウムイオン406.7mg、アンモニウムイオン0.6mg、マグネシウムイオン0.9mg、カルシウムイオン328.5mg、ストロンチウムイオン0.9mg、フッ素イオン0.9mg、塩素イオン1026mg、臭素イオン5.9mg、ヨウ素イオン1.9mg、硫酸イオン140.9mg、リン酸水素イオン0.7mg、炭酸水素イオン18.6mg、メタケイ酸31.3mg、メタホウ酸21.1mg、遊離二酸化炭素0.6mg、成分総計1994mg60人が参考にしています
-