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冷泉が最大の売りのこのお宿ですが、行ってみてびっくり!
飲食や雰囲気もかなりの高レベルのお宿でした。
敷地に入るとコの字になった建物の間を玄関に向かってすすみますが、雰囲気的にかなり東北を代表する温泉のひとつである乳頭温泉・鶴の湯に近い感じです。玄関わきにはラムネやトマトが冷やしてあります(もちろん販売されてます)。これまた湯元長座や法師温泉 長寿館でも見たような感じ・・・
宿のご主人とお話をした際におききしたのですが、なんでも日本秘湯を守る会の九州地区の幹事役をされているそうです。あ、そうか、なるほどと思いました。いい意味で、他のお宿のいいところを取り入れてらっしゃるなと感じました。ひょっとすると、逆にこちらがそういったことの元祖である可能性もありますが・・・
噂の冷泉は本当に「修行」そのものでした・・・
中には10分以上もつかっていらっしゃる兵(つわもの)もいらっしゃいましたが、私は脚を入れるだけで冷たいというよりも痛いと感じてしまってなかなか全身浴できませんでした。せいぜい1分が限度でした。で、冷えた体をすぐ隣の小屋にあるボイラー室のようなところで温めてまた冷泉にチャレンジするんです。
普通のお風呂は、いったん脱衣所で水着から服に着替えて30mくらい移動して入ります。露天風呂はなく、内湯だけで中には温かい浴槽と冷泉浴槽があります。本当の冷泉浴槽が駄目だった方でも内湯の中の冷泉浴槽だったらすぐそばに温かいお湯があるのでチャレンジできるのではないでしょうか。
それと、食事もかなりの高レベルでした。ここでしか食べられないスペシャルなものがあったというわけではないかもしれませんが、どれも非常に美味しかったです。あえていうと、後半に出された(本来はデザート?)トマトをひとつまるごと使ったデザートみたいなのが絶品でした。最近コンビニなどでもひとつ300円~600円くらいでトマトそのまんまのゼリーみたいなのが売られていますが、あれの最高に美味しい感じのものでした。トマトがあまり好きでないうちの奥さんも絶賛してました。
ちなみに貸切湯が三つあって、あいていればいつでも入れます。3人が参考にしています