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若山温泉と同じ県道28号線沿いに佇む、奥耶馬渓の一目八景にも程近い、平成4年に開業した日帰り温泉施設。一見すると、喫茶店か観光案内所のようなログハウス風の外観で、注意して見ていないと通り過ぎます(1回通り過ぎました)。また、九州温泉道の対象施設でもあります。平日の午後、利用してみました。
入浴料300円は、玄関を入った左側の受付で。右手の奥すぐに、下へ下りる階段があり、その先に男女別の浴室があります。男湯は右側です。
棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、固形石鹸のみです。
壁際に4人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明の単純温泉(源泉名: 耶馬渓温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温40.0℃を、加水・加温せずそのまま供給。PH7.7ながら、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。細い塩ビ管の湯口とその下からボコボコと温泉が出ていて、口に含むとモール臭がして円やかな味がします。
窓の外には、山移川の向こうの崖の岩に注連縄を付けた山を望む景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
分析書は階段の所にある簡易的なものだけだったので、帰りがけに女将さんに尋ねるも、詳しいものは無いとのことです。
また、気になった注連縄について聞いてみると、十数年前の山崩れの際に祠のような窪みが出来て、その岩が観音様に見えることから、じいちゃんが注連縄を付けたのだとか。そして注連縄は紙ではなく、実際は一辺が1m位の白いトタンと聞いて更に驚きました。25人が参考にしています