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およそ1800年前、神宮皇后が応神天皇を出産する際に産湯として使われたと伝わる杖立温泉。その発祥とされる、混浴の共同浴場。祝日の午後、訪れてみました。多くの絵鯉(絵馬)が吊るされた紅葉橋のたもと、杖立川沿いにひっそりとあります。緑色にペイントされた、竹の柵が目印。湯温が低い為、12~4月は閉鎖と本に書かれていたので、次回来るときのために見ておこうと行ってみたら…。あれ?、お湯が張られています。手を入れてみると、確かにぬるいけど、入れるんじゃない!?清掃もされていて、めっちゃきれいだし、入ってみるかと服をヌギヌギ。入浴料は無料です。6人サイズの、自然の岩をくり貫いて造ったような浴槽。屋根と簡単な壁があるものの、半露天風呂です。浸かろうと深いところへ進むと、あれ?やっぱり水みたいに冷たい。それでも、「杖立元湯」の石碑の後ろの窪みは、お湯が染み出ていて少し温かく、湯温は37℃位。そこに体育座りで、杖立川の水面をスイスイ泳ぐ鴨を眺めつつ、束の間の湯浴みを楽しみました。やっぱりここは、夏向きの温泉ですね。
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