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日本最古の名湯として知られる道後温泉。その中心に堂々と建つ、明治27年建築の木造湯屋。公衆浴場としては初めて国の重要文化財に指定され、平成21年発売のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは「わさわざ訪れる価値がある観光地」として三つ星を獲得しています。道後温泉に泊まったので、日曜日の夜でしたが、就寝前に「神の湯」へ行ってみました。3回目の訪問でしたが、さすがいつ来ても人でいっぱい。無料の靴箱に雪駄をしまい、宿で予め購入した入浴券(400円)を改札で渡します。真っ直ぐ廊下を進んだ、左側が男性用浴室。木製の鍵付きロッカーが並ぶ脱衣場は、広々として歴史を感じさせます。西浴室と東浴室の2つの浴室があり、どちらにも20人サイズの重厚な石造りの内湯。無色透明のアルカリ性単純温泉[源泉名:道後温泉第2分湯場(第6,8,9,17,19,21,25,26,28号源泉)]が、かなりの量オーバーフローしています。湯温は41℃位。肌がツルツルする浴感です。23時終了なのですが、札止め(22:30)頃から貸切状態で楽しめました。翌朝は、早起きして「霊の湯」へ。朝6時前に着いたのですが、すでに入浴券を求める人が沢山並んでいます。前日、宿で入浴券(1200円)を購入していて正解。すぐに、入場列の前の方に並べました。6時の刻太鼓の音とともに改札オープン。チケットを渡すと、それぞれ目指す浴室へまっしぐら。赤色の敷物に従い、廊下の突き当たりを右に曲がり、階段を上って2階の休憩室へ行きます。説明を受け、青い暖簾をくぐり、階段を下りたところにある男性用浴室へ。こちらにも、無料の鍵付きロッカーがあります。浴衣を素早く脱ぎ浴室に入ると、14人サイズの重厚な石造り内湯。湯温41℃位で、フレッシュな湯を一番風呂で頂きました。ドライヤーもあるので助かります。畳敷きの2階の休憩室に戻り、お茶とお菓子を頂きながらまったり。輪島塗の天目台に置かれた、砥部焼の湯飲みが可愛いです。帰る前に、皇室専用浴室「又新殿」を見学。階段が急で移動が大変ですが、見る価値ありでした。
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