-
中国自動車道の六日市ICから、津和野方面へ約15km。国道187号線から少し脇道に入った里山に佇む、昭和63年に開業した木部谷温泉の一軒宿。柿木温泉「はとの湯荘」からも近いので、土曜日の午後およそ9年ぶりに日帰り入浴して来ました。
入浴料450円は、玄関を入った左側の受付で。右手に廊下を進むと、男女別の浴室があって、左側が男湯です。籠に入った貸小タオルが置かれているのは、自分の持参したタオルを使うと、茶色に染まってしまうので嬉しいですね。 コインレス平鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーはありません。
浴室に入ると、左側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、固形石鹸のみ。右側に5人サイズの石造り内湯があり、茶褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩泉(源泉名: 木部谷温泉)が、かけ流しにされています。泉温20.5℃を、蒸気で41℃位に加温。やや肌がスベスベする浴感です。
浴槽の左右角にバルブがあって、湯温が温ければ右側の蒸気バルブを捻ると加温でき、熱ければ左側の新泉バルブを捻ると冷泉を追加して湯温を下げられる仕組み。ただし、同時に左右のバルブを開かないようにと、表示されています。
湯口の湯を口に含むと、ほのかな鉄臭がして少ししょっぱい炭酸味。浴槽の外側に、温泉成分の析出物がびっしりと付着。床の緑色は、苔とのこと。たまたま時間帯が良かったのか、ずっと貸切状態でまったりできました。
湯上がり後、建物の左側の石段を30m上がった先にある、裏山の間欠泉へ。全国的にも珍しい炭酸ガスによる間欠泉なのだとか。25分休止して5分噴出と書かれていましたが、残念ながらこちらはタイミングが悪くて、見ることができず。ここから湯が母屋の方へと流れ、それがオレンジ色の水路になっているのが印象的でした。
主な成分: ナトリウムイオン1320mg、リチウムイオン4.3mg、マグネシウムイオン32.5mg、カルシウムイオン363mg、ストロンチウムイオン4.8mg、鉄イオン19.4mg、バリウムイオン0.5mg、マンガンイオン2.0mg、フッ素イオン3.2mg、塩素イオン1830mg、硫酸イオン1.9mg、炭酸水素イオン1980mg、臭素イオン5.1mg、メタ亜ヒ酸12.6mg、メタケイ酸97.2mg、メタホウ酸254mg、遊離二酸化炭素514mg、成分総計6.49g20人が参考にしています