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町の特徴である「神話・八俣大蛇・さくら」のモチーフで構成・展開し物語化した「おろちの湯」です。裏から眺めると、建物の特徴が良くわかります。屋上に設けた「大蛇のオブジェ」は、露天風呂からは気付かないだろう建物の天辺です。八俣大蛇を表現した柱(三角の頭と赤目)、三角の連続模様による胴体、神社様式の屋根(千本)、蛇目(赤丸)、三種神器(鏡)、自然表現(木材)、大蛇のイメージカラー(赤と緑)等の多様な要素から建物が構成されています。玄関には出会い(迎え)のシンボルとして「箸のオブジェ」が建てられています。でも、これを箸と認識する人は少ないでしょうね。広いラウンジの天井には、大蛇がぶら下がっていました。浴室は、静的で落ち着いた神社建築様式の浴室と八俣大蛇をイメージした荒々しくカラフルな幻想異空間の石浴室があるようです。源泉は泉温37.7℃、ph8.8となっていますが、アルカリ泉のイメージは全くありませんでした。
新型コロナウィルス対策として、マスク着用とアルコール消毒に加え、住所、氏名、連絡先を書いて受付への提出です。レストランは、11/30まで営業休止とし、サウナは11人までに人数制限していました。また、ロッカーの鍵を男女それぞれ40個に制限していて、入館した所に係員が立ち、「満員ですぐには入れない。4組程待っていて何時に入れるかはわからない。チケット購入後は払い戻しが出来ない。」と言われました。用紙に記入して提出する時には7組待ちと係員が新規入場者に伝えていましたが、待つこと無く、すぐに入れました。でも、ロッカー鍵を返却する時には長い待ち行列が出来ていたので、タイミングが良かったのかもしれません。
内湯は、主浴槽の外側四隅に先を尖らせた4本の柱を立て、湯出口は湯船中央に突き出た所から三方へと流していました。静かな寝湯は5席となり、ぬる湯の設定でした。ジェット水流の湯船は、中央に僅かな仕切りが有り、左右に並んで座るようなイメージでした。水風呂は深く、エントリーとなる階段のスペースが確保されています。水の放水口付近には、アルミコップが2つ置いてありました。
露天風呂は、底から泡のバイブラが付けてあります。内湯の主浴槽と隣合った場所となり、湯船の中で主浴槽に繋がっていました。荒天時は立ち入り禁止とする鎖が開放されていて、石段で2階へ登れるようになっていました。広々として開放的なスペースに、屋根付きの露天風呂を一段高くして設置してあります。屋上の殆どとなるスペースは、涼み用のベンチが多数配置されていました。
シャンプー,ボディソープ付き520円。無料鍵付きロッカー有り,無料ドライヤー有り,露天風呂有り。2人が参考にしています