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南紀勝浦温泉の中でも最も有名な超巨大ホテルです。ホテルまでは直接車で行くことができず、対岸から遊覧ボートで約5分揺られながら辿り着きます。入浴料金は1000円でタオル付き、数多くの建物と浴場があり、土産屋、飲食店等も多数有り、まるでホテルが一つの街になっている感じでした。今回は清掃時間の関係もあり、忘帰洞と天海の湯に入浴しました。忘帰洞は巨大な洞窟の中に造られた温泉で、そのスケールは壮大です。海に面した場所に複数の浴槽があり、すべて白濁し掛かった硫黄泉が掛け流されていました。湯温は浴槽毎に異なり、私は温めの浴槽が気に入りました。しいて言えば、多くのフナ虫が居たので、虫が苦手な人は少しきついかもしれません。一方の天海の湯は、山上館と呼ばれる正に山の上に建つ建物の32階に浴室があります。32階と行っても、1階から岩盤を80メートルくり抜いたエレベータを上がった場所にあるため、実際には山上館の1階となります。まず温泉うんぬん以前に、よくこのような所に建物を造ったものだと感心させられました。ここは全面ガラス張りで採光が良く、近代的な造りです。露天スペースもあり、2つの浴槽と樽湯がありました。少し温めの硫黄泉が掛け流されて、こちらの方が無色透明に近い色でした。高台から見下ろす海の眺めは絶景でした。このホテルはスケールが壮大であるだけでなく、泉質、お湯の使い方等温泉そのもののレベルが高いことに感心させられました。今後は是非未踏の浴室にも行ってみたいと思います。
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