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国道480号線を金屋から東に30分ほど入ったところにあります。二川温泉やあらぎ島を超えて旧清水町の中心に入りますと右に登っていく道が出てくるはずです。隣には農産物の産直系の建物がありまして、町おこしの中心的な施設なのでしょう。
建物は独特のものでして、木を前面に出した八角形の大きなパオのような建物です。入り口のフロントで手続きをしまして、脱衣所に向かうのですが、「→男湯」と書いてある方に行っても女性がいる!。実は男湯と女湯の間に休憩スペースがありまして、これがどちらの側からも入れるようになっているのです。そのため、私が男湯の側にきたつもりでいたのが錯覚で、休憩スペースなんですよね。ちょっとした迷路みたいでした。
脱衣所も八角形建物の外縁を通る八角形の廊下の影響を受けてカクカクしています。もちろん木のよさを感じます。浴室ですが、こちらも八角形の主浴槽にサウナ、角を埋めるような台形状の水浴び水槽といった構成です。洗い場は窓に面していまして鏡がありません。こちらもカクカクしています。で、肝心の温泉なのですが、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、39L/min,1.589g/kgとあります。加温・循環・消毒の後浴槽に注がれています。この塩素臭が強烈でして、まさに薬剤の香りでした。「水を電気分解したときにできる次亜塩素酸を用いて…」と書いてありましたが、これでは温泉が可愛そうな気がします。まったくらしさを感じることができず、残念な展開となってしまいました。2人が参考にしています