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温泉番付で別格の「勧進元」に選ばれている湯の峰温泉の公衆浴場です。つぼ湯を目当てに訪問したのですが、生憎1時間待ちとなってしまっていましたので、ここはくすり湯を楽しむことにしました。
浴槽は1つのみで、石鹸類の使用を禁止されています。泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉で1.689g/kg、pH6.9、70.8℃の湯です。浴槽内では43℃ほどで、何故そう感じたかは分からんのですが、「爽やかな」硫黄臭を感じました。カランも温泉が使われていましたので、ここからの湯を少し舐めてみましたが、甘口でした。硫黄のせいなのでしょうか。もともと小栗判官の伝説でも分かる通り、解毒作用に優れた湯とのことで、濃度以上に存在感といいますか効能がくっきりとしているところです。浴槽は石の風呂ですが、淵だけは木が使われていまして、ここの喫水線に当たるところが湯で溶けて削れたようになっています。このあたりでちょっと並ではない湯の力量が推し量れます。湯あたり注意のところですので、体調をしっかり整えてから訪問しましょう。3人が参考にしています