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大谿川に架かる地蔵湯橋のたもとに建つ、城崎温泉に7つある共同浴場の1つ。この湯の泉源から地蔵尊が出たので、こう名付けられたのだとか。平日の朝、およそ25年ぶりに利用しました。
城崎には何度か訪れていましたが、定休日や営業時間の関係で、なかなかタイミングが合わず。ようやく、四半世紀ぶりに入浴となりました。外観は灯籠、六角形の窓は玄武洞をイメージしています。通常は入浴料600円ですが、湯めぐりバーコード券を読ませて入館。コインレス鍵付き下駄箱もありますが、宿泊者の下駄はそのまま脱いで上がると、係の人が並べておいてくれます。コインレス鍵付きロッカーが並ぶ、広い脱衣場。ドライヤーも無料です。洗い場も広く、22人分のシャワー付きカラン。シャンプーやボディソープも備え付け。20人サイズのタイル張り石枠楕円形内湯には、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物泉(源泉名:27号・28号・29号・30号の混合泉)が満ちています。源泉59.1℃を、42℃位に加温。PH6.92で、肌がスベスベする浴感です。循環濾過ありなので、微かに塩素臭。ふくらんだ手前の方は浅く、浴槽の奥の方にはジェット水流付き。その奥の壁際に、坪庭も見えます。また浴室の左隅に、子供用と思われる浅い内湯。4人サイズのタイル張り石枠浴槽で、湯温は40℃位です。でも、大人が寝湯のように使っていました。帰る際、係の人が自分の足元に下駄を、サッと出してくれます。「お客さんの顔と下駄を覚えているのですか?」と尋ねると、浴衣を見て「○○屋さん(の浴衣)だから、○○屋さんの下駄」と判断しているのだとか。一瞬で見極め、サッと出すあたり、プロの仕事を垣間見ました。
主な成分: ナトリウムイオン1000.00mg、カリウムイオン42.60mg、マグネシウムイオン3.82mg、カルシウムイオン57.00mg、ストロンチウムイオン5.68mg、塩化物イオン2210.00mg、臭化物イオン7.40mg、硫酸イオン220.00mg、炭酸水素イオン73.50mg、メタケイ酸89.40mg、メタホウ酸4.00mg、遊離二酸化炭素14.5mg、成分総計4.13g
※毎週金曜日定休 営業時間7:00~23:0012人が参考にしています