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どちらかと言えば登山者向け温泉宿ですね。
岐阜県下呂市、濁河温泉のヒュッテになります。登山後に宿泊利用、個人的に濁河温泉は3回目の宿泊になります。
アクセスはなかなか厳しく、初心者向けルートとしてチャオスキー場ルートがお勧め、今回は高山に抜ける林道のような県道利用にて。
こちらを選んだ理由としては、やはり値段の安さと魅力的な温泉。宿に関しては相部屋の無い山小屋レベル、老夫婦+パートさん1.2人で切り盛りしており収容人数もペンションのような感じになります。
部屋は二階、階段のみであり、成程足の悪い人にはあんまり優しくないですね。アウトバス・トイレ共同(2F男性はウォシュレット付き洋式でしたが・・・)、部屋は八畳・禁煙のみ。冷蔵庫・冷暖房無し、壁は薄くカミソリも無かったりと、必要最低限の設備になります。まぁしかし、宿の歴史等鑑みれば、温泉の付いた登山基地といった感が強く、登山しない人には近隣の別施設をお勧めしたい感じ。
夕食はカモ鍋でした。それ以外に大量の馬刺、天ぷら等もあり、白飯は3合位御櫃に設置されており、ヒモジイっていう感想は健啖家でも無い限り感じない気がします。カモ鍋については想像以上に美味でした。隣の夫婦が生卵を貰って最後オジヤを作ってましたが、こちらは腹満腹で断念。朝食についてはやや塩気が多いですが、種類は多く満足。
温泉ですが、24時間入浴可能とのことで、キャパは少ないですが、内湯と露天を完備(露天庭に源泉噴出口のようなものがあり)、洗い場はかなり狭く、アメニティはかなり適当(詰め替え用のボディソープをアルミ容器のまま無造作に置いてました)
女性浴室の内湯は鬼熱に仕上がっており入れなかったとのこと、男性浴室の内湯は誰かが水で薄めた様子でした。
オーナーの奥様が大変気さくな方で、その人柄だけで再訪したくなるような感じでした。アットホームで個人的には満足出来る宿でした。施設はかなり老朽化していますが、その分お得に利用出来ますので、このあたりは宿が客を選ぶ感じでしょうか。8人が参考にしています