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国の重要文化財に指定されている布引観音堂の、すぐ近くに佇む家庭的な宿。お正月休み中の午後、訪れてみました。簡素な脱衣場から浴室に入ると、中央に10人サイズの石造り内湯があります。うっすら茶色に濁ったナトリウム-塩化物泉が、かけ流し。PH7.9で、肌に優しい浴感。白茶色の湯の花も、たくさん舞っています。湯温は、40℃位のぬるめ。まったりしていたら、少しアワ付きも見られました。口に含むと、鉄臭がして旨じょっぱい。隣に、4人サイズの石造り浴槽もあり、こちらは水風呂。井戸水とのことで、35℃位でしょうか。交互浴で新陳代謝を促進するための浴槽なのですが、この日はおじいちゃんが中で腕立て伏せをしていて、あまりの元気さに驚かされました。とはいえ、お客さんも2~3人しかいなく、牛に引かれて善光寺参りの伝説ゆかりの地に湧く天然温泉を、ゆっくり満喫できました。ちなみに、今回500円と書かれた紙が料金表に貼り付けてあったのでその金額を払いましたが、受付の方に普段はいくらですか?と尋ねると、360円とのこと(お正月料金だったのかな?)。安い時に、また行きたいです。
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