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大社通り沿いで、火の見櫓のある第三区事務所脇の路地を入っていくとある共同浴場。以前から気になっていたので、祝日の午後寄ってみました。薄暗い路地を歩いている間は、ほんとにあるのか?と多少不安になりますが、看板と入口が見えてくるとホッとします。戸を開けると、レトロな番台がお目見え。券売機で入浴料200円を払い、プラスチックの券を番台のおばちゃんに渡します。喫煙スペースや年代物のマッサージ機のある広間から、右に入ると脱衣場。脱衣棚は普通ですが、籐製のカゴがいい味出してます。広い浴室は、両サイドにカランがあり、中央に楕円形のタイル張り内湯。浴槽の真ん中から突き出た筒状の湯口から、無色透明のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(旦過源泉)が出ています。PH8.6で、まろやかな浴感。小さな白い湯の花も見られます。湯温は43℃位。浴槽底の星のようなタイル画が、とてもきれいでした。地元の方々の挨拶が行き交い、ここには今も変わらぬ昭和の風情が、まだ続いています。
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