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元湯夏油のすぐ近く、夏油川に架かる白猿橋を渡ったところに佇む、白とオレンジのツートンカラーの外観が印象的な温泉宿。お盆休みの午前中、日帰り入浴して来ました。
3年間休業していたようですが、リニューアルして今年の6月から再オープンしたそうです。3つのお風呂と、4つの源泉があり、全て源泉かけ流し。先ずは、館外の「ブナ林露天風呂」へ。受付で入浴料500円を払い、サンダルに履き替えます。ホテル左手の坂をくだり、建物の下に入るように進むと男女別の露天風呂。男湯は、左側の青い暖簾の方です。屋根付き8人サイズの木造りコンクリート枠浴槽には、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉[源泉名: ラジウムの湯(白猿の湯)]。源泉62.3℃を、45℃位でかけ流し。PH7.2で、肌に優しい浴感です。メタケイ酸を88.4mg含む影響でしょうか。柵越しに、ブナ林と眼下に渓流を眺めて、しばしのんびり。
次に本館に戻り、玄関から右手に進んで別棟の内湯「古代ひのき風呂」へ。脱衣場から少し階段を下りたところに、二面ガラス窓の明るい浴室。檜のいい香りがします。板張りの洗い場の先に、10人サイズの木造り浴槽が2つ。手前は「白猿の湯」で、泉質は先程のブナ林露天風呂と同じ。湯温は42℃位です。奥には「蛇の湯」があり、無色透明の含弱放射能ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉(源泉名: 蛇の湯)がかけ流し。源泉66.5℃を、湯温38℃位のぬる湯で。PH6.5で、肌に優しい浴感です。口に含むと、微かにしょっぱくてまろやかな味。壁に墨で書かれた「夏油」の文字を眺めつつ、まったりできました。
最後に、河原の貸切「渓流露天風呂」へ。内湯から2階へ階段を上り、廊下の突き当たりから館外へ。サンダルに履き替え、苔むした石段を下りて行くと、簡易脱衣小屋があります。その先に、5人サイズの石造り浴槽。台風の影響か、少し茶色に濁ったカルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉(源泉名: 新太郎の湯)。源泉45.3℃を、湯温42℃位でかけ流し。PH6.7で、肌に優しい浴感です。すぐ近くに川が流れ、渓流の景色に包まれ、湯浴みできました。11人が参考にしています