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JR東別府駅前にある共同湯で、車窓からもレトロな建物が確認できます。
2Fが公民館になっている別府王道の共同湯で、受付は無人なので100円玉の用意が必要です。
入口周辺の壁には「経営難につき無銭入浴厳禁」「入浴料はきちんと入れてきもち良く心も体もリフレッシュしましょう」など、正規の入浴料の支払いを訴える様々な筆跡の張り紙が貼られています。
「無銭入浴を発見した場合 千円いただきます」という張り紙からは、管理する方々の「罪を憎んで人を憎まず」的な度量の広さが感じられて、なんだか心に響きました。
浴室は玄関から階段を数段降りた半地下の場所にあります。脱衣所一体型でシャワー・カラン・椅子はありません。
浴室の面積はほかの共同湯に比べて倍ぐらいの広さなのですが、小判型の湯船は5~6人サイズと普通な感じ。
広~い洗い場の真ん中にいささか不釣合な小さな湯船がちょこんとあるのがこちらの大きな特徴かつ魅力だと思います(画像)。
お湯は手書きの張り紙によると「浜脇温泉と同じ単純温泉」とのこと。
訪問時はぬるくて丁度良い湯加減だったので、アチチの浜脇温泉よりずっと入りやすかったです。
けど、無色透明で肌あたりが柔らかく、身体がよくあたたまるところは、浜脇と似ていると感じました。
玄関脇には20円で使えるレトロなもみ玉付きのマッサージチェアがありましたが、使う勇気は出ませんでした(^^; そもそも動くのかな?
ところで、至近にある東別府駅の駅舎は、別府市指定の有形文化財で明治44年の開業当時の面影を残した味わい深い建物です。是非併せて訪問してみてください。
別府八湯温泉道No.139.スタンプは小判型の湯船です。3人が参考にしています