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投稿日:2024年10月29日
往時の賑わいを今に留める共同浴場… (浜脇温泉)
きくりんさん [入浴日: 2023年4月19日 / 2時間以内]
55.0点
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往時の賑わいを今に留める共同浴場
朝見川のほとりに佇む、ショッピングモールの一角にある鉄筋3階建てのビルに併設された、市営の大きな共同浴場。また、別府八湯温泉道の対象施設でもあります。平日の午後、利用してみました。
鉄輪と並び別府温泉発祥の地といわれる浜脇温泉。名前の由来は、浜から温泉が湧き出る様子から「浜わき」の地名が生まれたのだとか。
昭和3年(1928年)に浜脇東・西温泉が合併して「浜脇温泉」となり、日本で初めて鉄筋コンクリート造の浴場として建設。また、平成3年(1991年)には再開発事業の一環として、多目的温泉保養館の「湯都ピア浜脇」と普通浴のみの「浜脇温泉」に建て替えられ、広場には以前の建物のアーチがモニュメントとして存続。さらに平成30年(2018年)の工事により、「あつ湯」と「ぬる湯」の2槽に浴槽が分割されています。
地下には、有料駐車場もあります。入浴料200円は、玄関を入って正面の受付で。男女別に分かれていて、男湯は右側です。
棚と100円有料ロッカーがある脱衣場には、ドライヤーなし。階段を下りたところに、天草陶石を床に敷き詰めた半地下の広い浴室。左側に、4人分のカランがある上がり湯スペース(ここでは湯上りに体を流すことはできるが、体や髪を洗ったりすることはできないと掲示)。他に洗い場はないので、皆さん湯船の近くでかけ湯したり、体を洗ったりしています。共同浴場なので、石鹸などのアメニティはありません。
中央に6人サイズのタイル張り石枠内湯が2槽あり、いずれも無色透明の単純温泉(源泉名: 別府市有雲泉寺泉源外)が、源泉かけ流しにされています。泉温64.1℃を、左側の「あつ湯」で45℃位、右側の「ぬる湯」は蛇口で加水もでき、43℃位に調整。PH7.4で、肌がややスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、ほんのりと石膏臭がして、まろやかな味がします。
窓から、中庭の景色。先客が上がられた後、ちょっとだけ貸切状態でまったりできました。この辺りの共同浴場としては珍しく深夜まで営業しているので、また再訪してゆっくりと湯浴みを楽しんでみたいものです。
なお、脱衣場での携帯電話は使用禁止の掲示があった為、デジカメで撮影させて頂きました。
主な成分: リチウムイオン1.3mg、ナトリウムイオン173.0mg、マグネシウムイオン4.6mg、カルシウムイオン16.2mg、ストロンチウムイオン0.2mg、フッ化物イオン0.6mg、塩化物イオン168.0mg、臭化物イオン0.5mg、硫酸イオン71.2mg、亜硝酸イオン0.1mg、硝酸イオン1.4mg、リン酸一水素イオン0.2mg、炭酸水素イオン142.0mg、メタケイ酸159.0mg、メタホウ酸8.8mg、メタ亜ヒ酸0.2mg、遊離炭酸0.9mg、成分総計0.765g18人が参考にしています
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